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日本海軍400時間の証言 軍令部・参謀たちが語った敗戦 新潮文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2014/08/01 |
JAN | 9784101283739 |
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日本海軍400時間の証言
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商品レビュー
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27件のお客様レビュー
決定的な契機や責任者の決断もなくヌルっと始まってしまったアメリカとの戦争。 結局声の大きい勇ましい意見が通ってしまって、しかるべき地位にいる人間がそれを押しとどめる責任を果たさなかったということだろう。そしてそれは過激派将兵によるクーデターの可能性がちらついていたことにも原因があ...
決定的な契機や責任者の決断もなくヌルっと始まってしまったアメリカとの戦争。 結局声の大きい勇ましい意見が通ってしまって、しかるべき地位にいる人間がそれを押しとどめる責任を果たさなかったということだろう。そしてそれは過激派将兵によるクーデターの可能性がちらついていたことにも原因がある。さらに前提を遡れば、クーデターをなんとなく容認してしまった国民の態度に根本的な原因があったと言わざるをえない。 要は国民全体が始めてしまった無謀な戦争だったのだ。
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漠然と考えていた日本人と組織の問題について、本書から明確に得られるものがありました。 それは、プロローグに旧海軍の組織が抱えた問題点として示された 「責任者のリーダーシップ欠如」 「身内を庇う体質」 「組織の無責任体質」 が、様々なエピソードから疑似体験するが如く身に沁みて分か...
漠然と考えていた日本人と組織の問題について、本書から明確に得られるものがありました。 それは、プロローグに旧海軍の組織が抱えた問題点として示された 「責任者のリーダーシップ欠如」 「身内を庇う体質」 「組織の無責任体質」 が、様々なエピソードから疑似体験するが如く身に沁みて分かります。 特に特攻隊については、 第三章 特攻 やましき沈黙 第四章 特攻 それぞれの戦後 で詳しく検証されています。 必死の作戦の特攻が、大西瀧治朗中将が軍令部の懸念を押し切って実行したとされる「特攻神話」が虚構であることを証明していることは発見です。 番組放送当時に断片的に見た記憶がありますが、今回通読して大変感銘しました。 ノンフィクションとして読みやすく、是非一読をおすすめします。 #日本海軍400時間の証言
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旧日本海軍の幹部クラスだった人たちが戦後何回も集まって戦争時の様々な事を振り返っていた。特に国の運命を左右する「作戦」だったはずの特攻が実行されるまでの経緯、意思決定の在り方を読んだ時は絶句してしまった。国を動かす立場、組織で意思決定に関わる立場にいる人は、是非、教訓にすべき内容...
旧日本海軍の幹部クラスだった人たちが戦後何回も集まって戦争時の様々な事を振り返っていた。特に国の運命を左右する「作戦」だったはずの特攻が実行されるまでの経緯、意思決定の在り方を読んだ時は絶句してしまった。国を動かす立場、組織で意思決定に関わる立場にいる人は、是非、教訓にすべき内容。しかし、当時の「やましき沈黙」は今の組織においても普通にある。何年も前に読んでから、時折見返して間違ってはいけないと言い聞かせている一冊。NHKアーカイブを見ると当時の幹部クラスの意識がより伝わってくる。ただ一点、筆者のプライベート事情は不要かなと…。
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