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日本海軍400時間の証言 軍令部・参謀たちが語った敗戦 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2014/08/01 |
JAN | 9784101283739 |
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日本海軍400時間の証言
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日本海軍400時間の証言
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商品レビュー
4.5
26件のお客様レビュー
漠然と考えていた日本人と組織の問題について、本書から明確に得られるものがありました。 それは、プロローグに旧海軍の組織が抱えた問題点として示された 「責任者のリーダーシップ欠如」 「身内を庇う体質」 「組織の無責任体質」 が、様々なエピソードから疑似体験するが如く身に沁みて分か...
漠然と考えていた日本人と組織の問題について、本書から明確に得られるものがありました。 それは、プロローグに旧海軍の組織が抱えた問題点として示された 「責任者のリーダーシップ欠如」 「身内を庇う体質」 「組織の無責任体質」 が、様々なエピソードから疑似体験するが如く身に沁みて分かります。 特に特攻隊については、 第三章 特攻 やましき沈黙 第四章 特攻 それぞれの戦後 で詳しく検証されています。 必死の作戦の特攻が、大西瀧治朗中将が軍令部の懸念を押し切って実行したとされる「特攻神話」が虚構であることを証明していることは発見です。 番組放送当時に断片的に見た記憶がありますが、今回通読して大変感銘しました。 ノンフィクションとして読みやすく、是非一読をおすすめします。 #日本海軍400時間の証言
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旧日本海軍の幹部クラスだった人たちが戦後何回も集まって戦争時の様々な事を振り返っていた。特に国の運命を左右する「作戦」だったはずの特攻が実行されるまでの経緯、意思決定の在り方を読んだ時は絶句してしまった。国を動かす立場、組織で意思決定に関わる立場にいる人は、是非、教訓にすべき内容...
旧日本海軍の幹部クラスだった人たちが戦後何回も集まって戦争時の様々な事を振り返っていた。特に国の運命を左右する「作戦」だったはずの特攻が実行されるまでの経緯、意思決定の在り方を読んだ時は絶句してしまった。国を動かす立場、組織で意思決定に関わる立場にいる人は、是非、教訓にすべき内容。しかし、当時の「やましき沈黙」は今の組織においても普通にある。何年も前に読んでから、時折見返して間違ってはいけないと言い聞かせている一冊。NHKアーカイブを見ると当時の幹部クラスの意識がより伝わってくる。ただ一点、筆者のプライベート事情は不要かなと…。
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2024.04.22 失敗の本質、昭和天皇16年夏の敗戦と読み進めるなかで、Xで見かけたツイートで知った。本書は日本海軍に焦点を絞り、開戦に至る経緯から特攻作戦考案の背景や現場の想い、そして戦犯裁判での海軍の隠蔽工作までを将校の証言をもとに紐解く。 開戦の経緯 陸軍の開戦姿勢に...
2024.04.22 失敗の本質、昭和天皇16年夏の敗戦と読み進めるなかで、Xで見かけたツイートで知った。本書は日本海軍に焦点を絞り、開戦に至る経緯から特攻作戦考案の背景や現場の想い、そして戦犯裁判での海軍の隠蔽工作までを将校の証言をもとに紐解く。 開戦の経緯 陸軍の開戦姿勢に反対してしまうと、海軍の予算が減らされてしまうため、石油も減っていく中で粘ってから開戦に賛成するのでなく、早期に開戦に賛成することになる海軍。これは海軍あって国家なしと表現される。多くの将校がアメリカの国力の高さを認識していて、開戦しても負けることを分かっていながら、真珠湾攻撃の奇襲に成功したことで連合艦隊の山本五十六の発言権が強まり、見通しのないまま短期決戦を狙った闘いを行い、結果的に一度の敗戦が綻びとなり崩壊していく。組織でありながら、人脈で動くということの怖さを感じた。 やましき沈黙 特攻隊員の出陣を見送る将校。そんなポジションがあったとは、、そりゃあるだろうけどとても残酷だ。特攻隊員に志願することで残された家族への報酬が多くなるということを初めて知った。人間の優しさに漬け込むインセンティブ設計をした制度設計者はどんな想いだったのだろうか。 その他 大東亜共栄圏、絶対国防圏など、戦時中のワードセンスにはどこか高揚させるものがある。
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