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「自分」の壁 新潮新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2014/06/16 |
| JAN | 9784106105760 |
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「自分」の壁
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「自分」の壁
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商品レビュー
3.6
158件のお客様レビュー
大好きな養老先生の本。個人主義と日本について、個性とは何か、情報との関わり方、悪化している日本をどうしたら変えられるか、の話だった。 特に面白かったのは、 ◯自分、自己、自我、自意識等々、それは結局のところ、(地図上の)「今自分はどこにいるかを示す矢印」くらいのものに過ぎないの...
大好きな養老先生の本。個人主義と日本について、個性とは何か、情報との関わり方、悪化している日本をどうしたら変えられるか、の話だった。 特に面白かったのは、 ◯自分、自己、自我、自意識等々、それは結局のところ、(地図上の)「今自分はどこにいるかを示す矢印」くらいのものに過ぎないのではないか。 という見方。このくらいの自意識が個人的には好きだ。若い世代の方々を見ていると、びっくりするほど自意識が過剰になってきているのがわかる。子供がいる世代ですら、自己主張ばかり強くなっていっているのを感じる。そういった流れの中で、自己をこのように捉える感覚はなかなか浸透はしないだろうが、浸透することを切に願わずにはいられない。 他に、参勤交代をすると良い、という考えが面白かった。 ◯世の中を動かすにはビックピクチャーが必要。参勤交代はビックピクチャーの1つ。都市に住む人に、年間数ヶ月は田舎に住むことを義務づける。まずは官僚から実践させる。そうすれば日本は確実に変わる。 また、仕事は状況込みのものという考えが印象的でした。 ◯確かにその頃、(養老先生が当時働いていた)東大にいるのは面倒でした。本来の仕事である研究とは別の厄介事が常にたくさんついてまわる状況でも、そういう状況にある大学と向き合うことも、仕事の1部だから、そこから逃げてはいけない。そう考えたのです。 労働者の権利とか、働き方改革とかが叫ばれている世の中の風潮に、この考え方は逆行するように思います。実際に、今の職場は、最初に契約したこと以外の仕事をどんどん振られ、◯時間以内に労働時間を収めないといけない(書類上)、賃金もそれ以上は出ない、という規則の中、やる気が出ず、仕事も質も下げてやっていました。でも、養老先生の言葉を考えると、そういう心持ちで働いても、自分の人としての成長はないと反省した。心身ともに疲弊していてやる気は正直出ませんが、養老先生の言葉を念頭に仕事に向かうと、何か変わっていく気がする。 ◯自分のことが嫌いで、自殺を考えているような人であっても、本能的には自分を「えこひいき」して、世界よりも自分の方を大事に考えています。 これは、最近自分をとても可愛がったり大切にしている人を見て、なんか嫌だなぁとモヤモヤしていた気持ちに突き刺さった。先日読んだ鳥羽和久さんの本の中で、「自分の弱さを自分で囲い込んで、それを守ることで、かえって外に出られなくしている人が増えた」というようなことが書かれていた。この考え方も確かに、、と思った。 自分を「えこひいき」する、量の程度の問題は大いにあると思うが、本能的に人はそうするものだと改めて頭に置いておけば、他人の気になる(自分過保護)も少しは許容できるようになりそうだ。 他に、原発事故の話で、原発問題が政治問題になっているから、安全対策がうまくいかないという話がとても印象的だった。参議院を長期的な問題を話し合う機関に変えてしまえば、自然環境などをもっと議論でき、良い方に向くという考えが書かれていた。 養老先生の考え方は、どの本を読んでも斬新でありながら理にかなっていて、欲深くなく、個人的にとても好きな考え方だと余計に好きになってしまう。今度、隣の市に講演に来てくださる予定なので、人生初の、推しに会いに行くような心待ちになっている。 以下備忘録 第1章 「自分」は、地図上の現在地の矢印に過ぎない。自分よりも他人を知ったほうがいい。意識は自分をえこひいきする。 第2章 本当の自分は最後に残る。 第3章 私の体は私だけのものではない。 体内はウィルスだらけ、シロアリとアメーバの関係 第4章 エネルギー問題は自分自身の問題 長期的な議論をする場が必要。長期的テーマ(エネルギー、自然など)を国家レベルで議論する役割を参議院が担えば良いのではないか。参議院を国政のアドバイザーのような位置づけにする。 第5章 日本のシステムは生きている。 政治問題化の弊害、江戸の不思議な人材登用、いじめなど 第6章 絆には良し悪しがある。 第7章 政治は現実を動かさない。 参勤交代の勧め。 第8章 「自分」以外の存在を意識する 親孝行の本当の意味 親高校は、子供に対して、「お前はお前だけのものじゃないよ」と言うことを実は教えていた。 第9章 あふれる情報に左右されないために 情報過多の問題、メタメッセージの怖さ 第10章 自信は「自分」で育てるもの 厄介だから生きている、仕事は状況込みのもの、人生はゴツゴツしたもの、自分の胃袋を知る
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ほぼ養老先生の社会批評といった感じで思ってのとはちゃうかったけど所々おもろかった。 「自分」というものが矢印の方向でしかないという主張には何者かになることを求められる現代において救われる人もいるのではないかと思う。 目から鱗だったのは、「自分」という概念がそもそも西洋から持ち...
ほぼ養老先生の社会批評といった感じで思ってのとはちゃうかったけど所々おもろかった。 「自分」というものが矢印の方向でしかないという主張には何者かになることを求められる現代において救われる人もいるのではないかと思う。 目から鱗だったのは、「自分」という概念がそもそも西洋から持ち込まれたものだという点だ。「自分」「個性」という現代的価値観の普及と水洗トイレの普及の相関性の話は、『陰翳礼讃』で掲示される自然と溶け込む厠とも通ずるので、なるほど合点がいく。
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人はしばしば「自分探し」に出かける。旅をし資格を取り答えを外に求める。しかし養老孟司は言う――自分は探すものではなくすでにここにあると。 日々の暮らしや人との関わりの中で嫌なことも嬉しいこともすべてが自分を形づくる。 壁にぶつかれば回り道もできるし壁の高さを知ることもできる。壁こ...
人はしばしば「自分探し」に出かける。旅をし資格を取り答えを外に求める。しかし養老孟司は言う――自分は探すものではなくすでにここにあると。 日々の暮らしや人との関わりの中で嫌なことも嬉しいこともすべてが自分を形づくる。 壁にぶつかれば回り道もできるし壁の高さを知ることもできる。壁こそが自分の輪郭をはっきりさせる。 探すより今の自分を引き受け磨く。その積み重ねが唯一無二の「自分」を描く。
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