商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2014/05/22 |
JAN | 9784309206516 |
- 書籍
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ランサローテ島
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ランサローテ島
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
スペイン領ランサローテ島をウエルベックが旅行する。波に浸食された岩肌が名物のランサローテ島は、北大西洋上のアフリカ寄りに位置し(モロッコのすぐ西)、サボテンと石だらけで何もない火山島だ。 「火山による創造と大洋による破壊」 そんな島の旅行記なのだが、おそらくフィクションが入っ...
スペイン領ランサローテ島をウエルベックが旅行する。波に浸食された岩肌が名物のランサローテ島は、北大西洋上のアフリカ寄りに位置し(モロッコのすぐ西)、サボテンと石だらけで何もない火山島だ。 「火山による創造と大洋による破壊」 そんな島の旅行記なのだが、おそらくフィクションが入っているのだろう。まぁ色んなエロいことが起きる。ウエルベックをひとことで言うとゲスな哲学者がふさわしいが、そんなゲスな哲学者の目で見た世界は、読んでる方からしたら面白い。実在する新興宗教団体、ラエリアン・ムーヴメントも出てきて、話は短いが刺激的だ。 だが本の半分が何の変哲もない島の写真。これで定価2400円なのだから高い。
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冒頭の写真集を無味乾燥な絵だなあとつまらなくめくり、続く物語で、その光景に意味があったことを感じ取り、末尾の訳者解説で、わたしの読みがいかに浅かったか思い知る。 アンチモダンの系譜があったとは!そういえば、カルト宗教も3pも合点が行く。
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ウォモシロかったでーす。とてもコンパクトによくまとまってました。 短い文章で登場人物も少ない中、ツアー参加者の、冴えないベルギーの秘密警察に勤める鬱病のオッサンにとても愛着を持ちました。私も現実世界では、あんな雰囲気を人に与えてるとウォモいまーす。
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