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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2014/04/19 |
| JAN | 9784062188272 |
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商品レビュー
3.8
20件のお客様レビュー
本作は、いわばランニング小説である。そんな呼び名があるかはともかく、走ることを通して、仲間とのつながりや生の手応えを描く一篇だ。青春小説の貌も帯びている。 ランニングは、どこか孤独な営みである。球技のような駆け引きも、勝敗の妙もない。ただ前へ進む。その単調さの中で、相手となるの...
本作は、いわばランニング小説である。そんな呼び名があるかはともかく、走ることを通して、仲間とのつながりや生の手応えを描く一篇だ。青春小説の貌も帯びている。 ランニングは、どこか孤独な営みである。球技のような駆け引きも、勝敗の妙もない。ただ前へ進む。その単調さの中で、相手となるのは常に自分だ。苦しさだけが積み重なるようにも見える。それでも人は走る。 理由のひとつは、身体の内側にある。走ることで脳内に分泌される物質が、わずかな高揚をもたらす。いわゆる報酬である。だがそれだけでは足りない。もっと根の深いところで、人は走るように出来ている。危険から逃れるためか、あるいはどこかへ辿り着くためか。その名残が、いまも身体に残っている。 動機は人それぞれだ。健康のため、体重を落とすため――多くは現実的な理由に支えられている。 だが、本編の主人公・環は違う。あの世とこの世を往き来するために走るという。 あの世の有無は、誰にも確かめようがない。ならば想像に委ねるほかない。どのように描かれても、不思議ではない。だが、その境界に至る条件が「四十キロを一定の速度で走り続けること」と定められたとき、物語は一気に現実の重みを帯びる。 走らなければ、辿り着けない。 こうして環は、走る者となる。
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家族と死によって別れた孤独な主人公の環が、あるきっかけで死後の世界を行き来できるようになり、自分が生きる世界では走ることを通じて、様々な人と関わることで、家族の死を受け入れ、自分が生きていくことに向き合っていく物語。 はじめて読んだ森絵都さんの作品は「カラフル」でした。この作品か...
家族と死によって別れた孤独な主人公の環が、あるきっかけで死後の世界を行き来できるようになり、自分が生きる世界では走ることを通じて、様々な人と関わることで、家族の死を受け入れ、自分が生きていくことに向き合っていく物語。 はじめて読んだ森絵都さんの作品は「カラフル」でした。この作品からも、死後の世界の構造の繋がりを感じて、懐かしい気持ちになりました。 こちらに語りかけてくる文体が多くて、柔らかくあたたかな印象で、主人公をより身近に感じられました。 この作品を読んで、普段は全く運動しませんが、ふと走りたくなったので、近所の公園を軽くジョギングしてみたら、意外とすっきりして良かったです。めちゃくちゃ疲れましたが、走ることを思い出させてくれた作品に感謝です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初は全体的に嫌な感じで残念かなって思いましたが、ドコロさんと出会いから面白くなってきました(笑)寄生ババアとか面白かったです(笑)「不幸」は人それぞれ持っていますね。仲間と走ることで色々ありながら生きていくのが幸せそうで良かった(笑)終わり方も良かった。ああ言う終わり方もいいですよね。
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