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テレビが伝えない憲法の話 PHP新書920
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2014/04/17 |
JAN | 9784569816227 |
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テレビが伝えない憲法の話
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テレビが伝えない憲法の話
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商品レビュー
3.9
24件のお客様レビュー
憲法についての正しい理解と学ぶ楽しさを説く。平易な表現で随所に楽しい例や喩えが盛り込まれているので、飽きずに読めた。何より憲法の意義や大切さを学べ、憲法の復習に一念発起した自分にとってもってこいの入門書になったように思う。人々にとって権力は必要であることを認めつつ、現実の国家が正...
憲法についての正しい理解と学ぶ楽しさを説く。平易な表現で随所に楽しい例や喩えが盛り込まれているので、飽きずに読めた。何より憲法の意義や大切さを学べ、憲法の復習に一念発起した自分にとってもってこいの入門書になったように思う。人々にとって権力は必要であることを認めつつ、現実の国家が正しく権力を扱うように定めた最高法規が憲法だという観点は、政治や外交といったどこか対岸と感じてしまう問題だけではなく、日々の生活で感じるアイデンティティに根差す問題を考えることの大切さを教えてくれる。 その他、国民主権と三権分立が正しく国家が機能するための優れた制度であること、憲法制定の背景には(悲惨な過去を含めて)歴史との強い結びつきがあること等、今更ながら、目から鱗的に学べたことが多くあった。 また、個人的には終章で著者が引き合いに出した雨月物語の「白峯」と著者のメッセージが心の琴線に触れた。怨霊となった崇徳上皇と西行の舌戦において、孟子や古事記等の権威ある先例を引き合いに出して双方の主張をやり取りする様の面白さと、論破された崇徳上皇が吐露した心情に対する西行の突き放した優しさを紹介しつつ、押しつけ憲法等の分かりやすい主張が目立つ昨今の憲法議論について、一人の大人として感情論や分かりやすい(でも誤った)論理に迎合せず、きちんと学び理解して客観的な観点で議論しようと呼びかける姿勢に著者の強い信念を感じ取った。 ひとりの大人として、今更ながらきちんと勉強したいと思う。
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改憲、護憲どちらにも偏らないようバランスを重視しながら、わかりやすい言葉でユーモアを交えながら日本国憲法の基礎の基礎と「わかりやすい議論は危険だ」という事を教えてくれる良著。
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TVの「分かりやすさ」を批判し、本というメディアで深い所まで伝えようという試み。著者は護憲派という印象だったが、国際主義の観点からは改憲も検討すべきという立場のようである。ただし、本著の中では集団的自衛権については反対のようである。しかしながら、篠田英朗『憲法学の病』には著者が「...
TVの「分かりやすさ」を批判し、本というメディアで深い所まで伝えようという試み。著者は護憲派という印象だったが、国際主義の観点からは改憲も検討すべきという立場のようである。ただし、本著の中では集団的自衛権については反対のようである。しかしながら、篠田英朗『憲法学の病』には著者が「集団的自衛権は合憲である」と発言していた過去もあるようで、立場が揺らいでいるように思える。その時々の状況によって意見が変わる事は悪い事ではないので、その辺は著者の「柔軟性」ではあるのかもしれないが、首尾一貫性がないと批判されるのは止むを得ないのかもしれない。
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