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ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 中公新書
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ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 中公新書

矢野久美子(著者)

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ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 中公新書

902

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2014/03/24
JAN 9784121022578

ハンナ・アーレント

¥902

商品レビュー

4.1

76件のお客様レビュー

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2026/06/07

娘に、いやすべての人に、人生のどこかで出会って欲しい一冊だった。感動した。 ハンナ・アーレントという稀代の戦う政治哲学者の一生をおいかけながら、そもそも「理解するとはどういうことか?」あるいは「人生とは?そこにおける友人という存在は?」などなど、深く深く突き刺さって抜けない杭を、...

娘に、いやすべての人に、人生のどこかで出会って欲しい一冊だった。感動した。 ハンナ・アーレントという稀代の戦う政治哲学者の一生をおいかけながら、そもそも「理解するとはどういうことか?」あるいは「人生とは?そこにおける友人という存在は?」などなど、深く深く突き刺さって抜けない杭を、次々に打たれる感覚になる一冊。 矢野先生の秀逸な導きを通じて、よくよく日本の人文知界隈でも引用されがちなアーレントの哲学は、彼女の人生を知ってこそ意味があると思い知った(彼女自身も、哲学者はその著作だけではなく、声やふるまいが超大事だと明言してるらしい)。 伝記が苦手な人でも、読み出すと手が止まらないはず。

Posted by ブクログ

2026/06/03

『現代思想』の特集版を読む前にこちらを先に読んでおく。今の世の中で一般的にはほとんどの人が「悪」だと思っていることについて、それで考えることを止めるのではなく、事実や現実をもっと踏み込んで踏まえた上で語る。「悪の陳腐さ」「思考停止」自分の行為を他者の立場から考える能力が失われてい...

『現代思想』の特集版を読む前にこちらを先に読んでおく。今の世の中で一般的にはほとんどの人が「悪」だと思っていることについて、それで考えることを止めるのではなく、事実や現実をもっと踏み込んで踏まえた上で語る。「悪の陳腐さ」「思考停止」自分の行為を他者の立場から考える能力が失われているということがとても危険で問題であること。誤解されやすく影響力も大きかった当時のバッシング、といってもバッシングした側もまた悪い人だったりするわけではなく、モノの見方考え方に違いがあるだけだったはず。

Posted by ブクログ

2026/04/28

p136  アーレントは、現代人が生きる条件としての「世界喪失の増大」を、「あいだの枯渇」あるいは「砂漠の拡大」と言い換えている。 人びとの関係性が成立するあいだの世界が失われた砂漠的状況は、本来ならば人びとを苦しめる状況であるのだが、近代心理学は「砂漠」が関係の枯渇にではなく人...

p136  アーレントは、現代人が生きる条件としての「世界喪失の増大」を、「あいだの枯渇」あるいは「砂漠の拡大」と言い換えている。 人びとの関係性が成立するあいだの世界が失われた砂漠的状況は、本来ならば人びとを苦しめる状況であるのだが、近代心理学は「砂漠」が関係の枯渇にではなく人間自身のなかにあると見なし、世界的生活条件に人間を適応させようとしたとアーレントは見る。  アーレントによればそこには、苦しいなかで判断しつつ砂漠を人間的なものに変えようとする力が失われる危険性がある。  もう一つの危険性は、「砂漠の生に最も適した政治形態」である全体主義運動が展開することである。人と人とのあいだの行為の空間、あるいは共通の世界が失われるなかで、相互に孤立した人間が全体主義運動へと組織化される… ★「あいだの枯渇」がポピュリズムを生む。単独の生の領域(おそらく「私性」のこと、自己愛的な領域と言ってもよいか?)を守りながら、人々を結びつけて離す「あいだ」の空間を作っていくことが対策となる。p139 そしてそれが政治の課題でもある。p220 ★なぜ石丸伸二にあれほど惹きつけられたのかがようやく分かった。依存症と自己対象転移と対話とあいだと政治が直線上でつながるからだ。 ブレヒトの詩 「暗い時代に そこでも歌は歌われるだろうか 歌われる 暗い時代について」

Posted by ブクログ

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