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人類進化700万年の物語
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人類進化700万年の物語
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商品レビュー
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第1章 存続を賭けた戦い 第2章 幼少期という発明(または、なぜ出産で痛い思いをするのか) 第3章 学習機械 第4章 絡み合った網―道徳的な類人猿 第5章 そこかしこにいる類人猿 第6章 いとこたち 第7章 野獣の中の美女たち 第8章 頭の中の声 終章 次の人類
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人猿進化700万年の歴史の中で多くの種が生まれたにもかかわらず、なぜホモサピエンスだけが生き残ったか、骨のDNA調査を含めて検証。脳の爆発的な発達、まっすぐな足の親指の骨といった胎児期の特徴を出生後も維持する。そのきっかけとなる気候変化による食料の減少、氷河期の寒冷化による小グル...
人猿進化700万年の歴史の中で多くの種が生まれたにもかかわらず、なぜホモサピエンスだけが生き残ったか、骨のDNA調査を含めて検証。脳の爆発的な発達、まっすぐな足の親指の骨といった胎児期の特徴を出生後も維持する。そのきっかけとなる気候変化による食料の減少、氷河期の寒冷化による小グループ化、そして社会性。様々な要素の組み合わせが面白い。 一般向けに書かれているのだが、米国人及び専門家であれ当然の知識を要求する箇所が随所にあり、もう少し親切な翻訳であればより楽しめたと思う。 tがまっすぎになるの
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
700万年前以降(最近の報道でこれが大幅に遡るという話があった)20種類強のヒト科の存在があったが、ホモサピエンスがなぜ生き残ったかについての現状の分っていることプラス著者の見解のまとめ。多くのヒト科の実情については分っていないことが多いがネアンデルタール人については比較的分っていることも多く、また人類と共存していた可能性も高いことから、なぜ彼らが滅亡したかという対比にも多く頁が割かれている。 頑丈型と華奢型の2種に分かれるヒト科だが、後者の代表である現世ホモサピエンスにいたるまで華奢型ヒトは幼少期を長くとることで脳を大きくし、変化に対応できる柔軟な知性と好奇心を増大させていった。また後世人員が増え社会性を増す必要性がまた脳を増強して行った可能性がある。 ネアンデルタール人は寒冷な気候に適応し、強固な肉体を持って長らく生き延びて来たが、その限界的な生存域が災いしてか、幼少期を長くとることの出来ない寿命の限定性が生じ、一集団の構成員もおそらく数十人の前半と考えられ、社会性を発達させられなかった。
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