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“働く"は、これから 成熟社会の労働を考える

猪木武徳【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/02/27
JAN 9784000244756

“働く"は、これから

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2014/08/04

「学者は社会の奴雁であるべき」が福澤先生の教えであり、塾長もそれを意識しているようではある。が、学者先生たちが労働問題を語ると机上空論というか、よく言えばマクロベースの話になってしまって、地に足が着いていないという印象を受ける。 全体的なテーマ・トーンとしては人口構成と都市と地方...

「学者は社会の奴雁であるべき」が福澤先生の教えであり、塾長もそれを意識しているようではある。が、学者先生たちが労働問題を語ると机上空論というか、よく言えばマクロベースの話になってしまって、地に足が着いていないという印象を受ける。 全体的なテーマ・トーンとしては人口構成と都市と地方といった地域性を論点としているようではあるが、それ以前の労使関係の改善やそれに伴う法整備の方が労働問題における優先度は高く、なんか公家が歌を詠んでるような印象すら受ける。 複数の先生による空虚な論考が展開される中、もう自己実現とか社会とのつながりにおいて、過度に労働に依存する社会を変えなければならないという宇野氏の提言だけはよかった。生活できるだけの賃金がもらえて、あとは各々が好きに生きる事ができる脱労働社会が成熟社会だろうと思う。他者からの評価も達成感もいらない。そんな事のために労働なんかしたくないという人間は大勢いる。

Posted by ブクログ

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