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Story Seller annex 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2014/01/30 |
JAN | 9784101366760 |
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Story Seller annex
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商品レビュー
3.3
84件のお客様レビュー
いろんな作家さんの話を集めた読み切り短編集です。読んだことのある作家さんもいましたし、読んだことがない人もいました。著作リストも載っていて次に読む本を探すのにぴったりでした。
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「暗がりの子供」流石の叙述トリック。道尾さんらしさが感じられるよい作品でした。「トゥラーダ」スクラップや最後のルイスの台詞からルイスの心情を考えるとやるせない気持ちになるね。「R-18」この短編集にこのような作者の持論を述べる作品をいれる必要があっただろうか?「万灯」すっきりとま...
「暗がりの子供」流石の叙述トリック。道尾さんらしさが感じられるよい作品でした。「トゥラーダ」スクラップや最後のルイスの台詞からルイスの心情を考えるとやるせない気持ちになるね。「R-18」この短編集にこのような作者の持論を述べる作品をいれる必要があっただろうか?「万灯」すっきりとまとまった話で、オチの引き際もいい感じ。小説として一番面白いかな。「ジョン・ファウルズを探して」これもこの短編集に入れる必要あったかな?「約束」ドロドロした物語ながらも最後には綺麗に落ちた。湊さんってこういう話を書くんだったか。
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有川浩、恩田陸、近藤史恵、道尾秀介、湊かなえ、米澤穂信によるアンソロジー。 元々ファンであるので欲目もあろうが、しかしそれを差し引いても米澤穂信「万灯」が飛び抜けてクオリティが高く面白かった。主人公の使命感に知らぬ間に同調させられ、それにより緊張感とともに読み進めることとなり、終...
有川浩、恩田陸、近藤史恵、道尾秀介、湊かなえ、米澤穂信によるアンソロジー。 元々ファンであるので欲目もあろうが、しかしそれを差し引いても米澤穂信「万灯」が飛び抜けてクオリティが高く面白かった。主人公の使命感に知らぬ間に同調させられ、それにより緊張感とともに読み進めることとなり、終盤では想像もしなかった恐れを感じて主人公とともに震えることとなり、たいへん素晴らしい作品であった。本書はこの作品により評価を一段押し上げられているといってよい。 「面白さ」という面ではそれには及ばないながらも、湊かなえ「約束」も独特の味わいがあり良かった。近藤史恵「トゥラーダ」、道尾秀介「暗がりの子供」も、個人的には好みでなかったものの、これらの著者が好きな者にとっては面白いのかもしれない。 ただ恩田陸「ジョン·ファウルズを探して」、そして有川浩の稿に関しては少し異質に感じられる。前者はそれでもジョン·ファウルズ作品に関心も寄せられたが、後者に至ってはこの本に寄せる意味が全くわからず、題名すら取り上げたくないほどである。本書のキャッチコピーには「面白い話、売ります」とある。有川浩氏、あるいは新潮社編集部はこの会話文のみで自らの主張を延々述べるのみの、「小説」とも「小論文」とすら呼べない文章もどきを、本当に「面白い」話であると思ったのだろうか。内容も、述べ方も、考えも、全くつまらなく、くだらない。最後まで読めば何らかの「面白い」話が得られるのかと期待して読んだが全くの時間の無駄であり、憤りを禁じ得ない。この「文章もどき」には全くがっかりさせられた。 米澤穂信作品が面白くさえなければ、この本の評価は有川浩氏のこの「文章もどき」によって大きく下げられていたであろう。 米澤穂信作品がたいへん面白かったのは幸運なことであった。
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