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Story Seller annex の商品レビュー

3.3

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/09/15

いろんな作家さんの話を集めた読み切り短編集です。読んだことのある作家さんもいましたし、読んだことがない人もいました。著作リストも載っていて次に読む本を探すのにぴったりでした。

Posted byブクログ

2024/07/15

「暗がりの子供」流石の叙述トリック。道尾さんらしさが感じられるよい作品でした。「トゥラーダ」スクラップや最後のルイスの台詞からルイスの心情を考えるとやるせない気持ちになるね。「R-18」この短編集にこのような作者の持論を述べる作品をいれる必要があっただろうか?「万灯」すっきりとま...

「暗がりの子供」流石の叙述トリック。道尾さんらしさが感じられるよい作品でした。「トゥラーダ」スクラップや最後のルイスの台詞からルイスの心情を考えるとやるせない気持ちになるね。「R-18」この短編集にこのような作者の持論を述べる作品をいれる必要があっただろうか?「万灯」すっきりとまとまった話で、オチの引き際もいい感じ。小説として一番面白いかな。「ジョン・ファウルズを探して」これもこの短編集に入れる必要あったかな?「約束」ドロドロした物語ながらも最後には綺麗に落ちた。湊さんってこういう話を書くんだったか。

Posted byブクログ

2024/04/27

有川浩、恩田陸、近藤史恵、道尾秀介、湊かなえ、米澤穂信によるアンソロジー。 元々ファンであるので欲目もあろうが、しかしそれを差し引いても米澤穂信「万灯」が飛び抜けてクオリティが高く面白かった。主人公の使命感に知らぬ間に同調させられ、それにより緊張感とともに読み進めることとなり、終...

有川浩、恩田陸、近藤史恵、道尾秀介、湊かなえ、米澤穂信によるアンソロジー。 元々ファンであるので欲目もあろうが、しかしそれを差し引いても米澤穂信「万灯」が飛び抜けてクオリティが高く面白かった。主人公の使命感に知らぬ間に同調させられ、それにより緊張感とともに読み進めることとなり、終盤では想像もしなかった恐れを感じて主人公とともに震えることとなり、たいへん素晴らしい作品であった。本書はこの作品により評価を一段押し上げられているといってよい。 「面白さ」という面ではそれには及ばないながらも、湊かなえ「約束」も独特の味わいがあり良かった。近藤史恵「トゥラーダ」、道尾秀介「暗がりの子供」も、個人的には好みでなかったものの、これらの著者が好きな者にとっては面白いのかもしれない。 ただ恩田陸「ジョン·ファウルズを探して」、そして有川浩の稿に関しては少し異質に感じられる。前者はそれでもジョン·ファウルズ作品に関心も寄せられたが、後者に至ってはこの本に寄せる意味が全くわからず、題名すら取り上げたくないほどである。本書のキャッチコピーには「面白い話、売ります」とある。有川浩氏、あるいは新潮社編集部はこの会話文のみで自らの主張を延々述べるのみの、「小説」とも「小論文」とすら呼べない文章もどきを、本当に「面白い」話であると思ったのだろうか。内容も、述べ方も、考えも、全くつまらなく、くだらない。最後まで読めば何らかの「面白い」話が得られるのかと期待して読んだが全くの時間の無駄であり、憤りを禁じ得ない。この「文章もどき」には全くがっかりさせられた。 米澤穂信作品が面白くさえなければ、この本の評価は有川浩氏のこの「文章もどき」によって大きく下げられていたであろう。 米澤穂信作品がたいへん面白かったのは幸運なことであった。

Posted byブクログ

2023/10/06

前の3冊より少し面白さは減ってしまった感じがしますが、相変わらず米澤さんは面白いし、さすが湊さんだなという印象でした。

Posted byブクログ

2023/01/27

新潮社ストーリセラー編集部編『Story Seller annex(新潮文庫)』(新潮社) 2014.2発行 2018.6.7読了  色々な作家さんの詰め合わせ短編集。有川浩さんと恩田陸さんは両方とも好きな作家さんだが、掲載の話は小説というよりはエッセイで、ストーリセラーという...

新潮社ストーリセラー編集部編『Story Seller annex(新潮文庫)』(新潮社) 2014.2発行 2018.6.7読了  色々な作家さんの詰め合わせ短編集。有川浩さんと恩田陸さんは両方とも好きな作家さんだが、掲載の話は小説というよりはエッセイで、ストーリセラーという趣旨から外れているのではないかと感じた。一番面白かったのは道尾秀介の「暗がりの子供」で、文章の構成が面白く、道尾ワールド全開の渾身作だった(笑)米澤穂信の「万灯」も面白かったけど、普通そんな理由で人を殺すことなんてあるのかなと疑問に感じた。港かなえの「約束」は少しラストが弱いような気がした。長編でじっくり読みたかった作品。 暗がりの子供 道尾秀介 著 トゥラーダ 近藤史恵 著 R-18 有川浩 著 万灯 米澤穂信 著 ジョン・ファウルズを探して 恩田陸 著 約束 湊かなえ 著 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/025141064

Posted byブクログ

2022/11/26

好きな作家さんたちの短編ということで読んでみました。 初めて読んだ作家さんが予想以上に面白かったので新しい発見がありました。 それぞれのお話で理解できないところもあり、物語の本質がわからないことが多かったのでこの評価にしました。

Posted byブクログ

2022/11/06

さすが名の知れた作家先生の作品集だけあって、面白かった、けど、読んだことある短編が何本かあったのでちょっと損した気分。

Posted byブクログ

2022/05/16

6人の作家による短編集。 初読はいつか思い出せず、オチも忘れているので再読。 1つめの道尾秀介「暗がりの子供」が一番読み応えがあってゾクゾク面白かった。 4つめの米澤穂信「万灯」も読み応えあり。うへえ、という感想。 最後の湊かなえ「約束」、 うーん、こんな男は勘弁ですな。 ...

6人の作家による短編集。 初読はいつか思い出せず、オチも忘れているので再読。 1つめの道尾秀介「暗がりの子供」が一番読み応えがあってゾクゾク面白かった。 4つめの米澤穂信「万灯」も読み応えあり。うへえ、という感想。 最後の湊かなえ「約束」、 うーん、こんな男は勘弁ですな。 この3作品で★4です。アンソロジーはあたりがあれば儲けものだと思っているので。 久しぶりに別世界に旅立てた読書でした。

Posted byブクログ

2020/05/26

普段は読まない作家さんの話も読めて良かったです。 読んでみて気に入った話や作家さんを買ってみると、自分の読書の幅が広がるかもしれません。

Posted byブクログ

2018/12/09

有川浩目当てで借りたけど、有川はそんなにおもしろくなかった(というよりつまらなかった)。 全然期待していなかった他の作品がおもしろくて、結果的に借りてよかったと思った。 米澤穂信の万灯が一番よかった。 近藤史恵のトゥラーダもかなりよい。 表紙に「読み応えは長編並、読みやすさ...

有川浩目当てで借りたけど、有川はそんなにおもしろくなかった(というよりつまらなかった)。 全然期待していなかった他の作品がおもしろくて、結果的に借りてよかったと思った。 米澤穂信の万灯が一番よかった。 近藤史恵のトゥラーダもかなりよい。 表紙に「読み応えは長編並、読みやすさは短篇並」とあおり文句が書いてあったが、この2作品は本当にそのとおり。 ☆5個が最高として、自分が感じたおもしろさはしたのとおり。 道夫秀介 暗がりの子供 ☆☆☆ 近藤史恵 トゥラーダ ☆☆☆☆ 有川浩 R−18 ☆ 米澤穂信 万灯 ☆☆☆☆☆ 恩田陸 ジョン・ファウルズを探して ☆☆ 湊かなえ 約束 ☆☆☆ 米澤穂信も近藤史恵もこれまでまったく読んだことがなかったので、これから他作品を読んでみようと思う。 恩田陸のは小説なのか?論文みたいだった。ジョン・ファウルズにまったく興味ないし。 有川のは彼女の悪いくせが出ていて、彼女が今世の中に主張したいことを小説化したという感じの対話劇。 説教臭がぷんぷんしていて、私には無理だった。

Posted byブクログ