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それでも、私は憎まない あるガザの医師が払った平和への代償
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それでも、私は憎まない あるガザの医師が払った平和への代償

イゼルディンアブエライシュ【著】, 高月園子【訳】

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それでも、私は憎まない あるガザの医師が払った平和への代償

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2014/01/20
JAN 9784750514024

それでも、私は憎まない

¥2,090

商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2023/11/08

今起きているガザへのイスラエルの攻撃と沢山の悲しみをニュースや政治の大きな視点ではなく、そこに住む1人の人間の視点から知り合いと思ってこの本を手に取りました。 ちょうどヨーロッパに行く飛行機の中で時間があり一気に読みました。 入り込むのに少しかかったけれど、まるで映画のような...

今起きているガザへのイスラエルの攻撃と沢山の悲しみをニュースや政治の大きな視点ではなく、そこに住む1人の人間の視点から知り合いと思ってこの本を手に取りました。 ちょうどヨーロッパに行く飛行機の中で時間があり一気に読みました。 入り込むのに少しかかったけれど、まるで映画のようなこの医師の現実と運命に引き込まれました。 やはり世界のニュースも日本のニュースも外側から見ていてガザの人の現実も人間性も日常も伝えられてはいないということ。 働きに出ることも、危篤の家族に会うのも、海外の大学に行くことも、水も食料も燃料も全てイスラエルの許可なしにガザからの出入りは許されず、世界の誰も見ていない瞬間に戦車の通り道にするという理由で家を潰されたり、小学生が早朝の仕事をして学校に行ったり、 それでも必死に生きようとしているガザの人々、そんな彼らの住む市街に爆弾を落とす必要があるのでしょうか。 目の前で、普通のひとなら心を壊しかねない家族の私の瞬間を目にしてもパレスチナとイスラエルの平和の実現を願い行動する主人公の言葉を読んでいると「戦争がこの世からなくなることなんてない」とどこかで刷り込まれたような台詞は決して言いたく無いと思いました。 沢山の人がこの本を読んで知って欲しいと思います。 戦争は何も生み出さない、過去の憎しみにとらわれてはいけない。 平和を信じて行動することを諦めない。

Posted by ブクログ

2019/12/13

「この瞬間にも、地球のどこかで戦争のために命を落とす人がいる」という現実と、その現実を変えようともがき苦しむ人もいるという事実。日々の雑事に紛れて忘れてしまいそうになってしまうこの2つのこと。本書はそれを思い出させてくれる。 一度だけ仕事で訪れた時に見た、ガザの青空。かの地にす...

「この瞬間にも、地球のどこかで戦争のために命を落とす人がいる」という現実と、その現実を変えようともがき苦しむ人もいるという事実。日々の雑事に紛れて忘れてしまいそうになってしまうこの2つのこと。本書はそれを思い出させてくれる。 一度だけ仕事で訪れた時に見た、ガザの青空。かの地にすむ皆様が、何の憂いもなくその空を見れる日が来ることを祈って。

Posted by ブクログ

2018/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 新聞の書籍紹介で知り、人を憎まないでいられる生き方を知りたくで読んでみました。  主人公の、イゼルディンは、ガザ地区の難民キャンプ生まれ。 それでも、奨学金を得て、エジプトのカイロ大学医学部を卒業し、ロンドン大学産婦人科研究所で学位を取得。 ハーバード大学で修士号取得。 1997年にイスラエル初のパレスチナ人研修医となった人。 それ以降、イスラエルの病院で、不妊治療を専門とする医師として、パレスチナ人、イスラエル人の双方を治療。 二つの国の橋渡しをしたいと心から願っている。  しかし、妻を急性白血病で失くす。 その痛手から立ち上がって、家族全員でカナダに移住しようと決断した直後にそれは起きた。  イスラエルの戦車で、家が攻撃され、同じ部屋にいた3人の娘と姪を失くす。  しかし、彼は報復を求めなければ、憎しみに駆られることも無かった。 代わりに、「私の娘たちが最後の犠牲者になりますように」と、世界中の人たちとの対話を始めた。  この本により、ガザ地区の人間の生活が出来ない悲惨さを初めて知った。  一日も早い、パレスチナとイスラエルの平和な生活を祈らずにはいられなかった。

Posted by ブクログ

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