キッチンの歴史 料理道具が変えた人類の食文化

ビーウィルソン【著】, 真田由美子【訳】

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2014/01/14
• JAN: 9784309022604

商品レビュー

2024/08/21

文献に基づいた史実と自身の経験に基づくエッセイが真面目だが軽口を交えて軽妙な文調でテンポ良く展開される。結構頁数があるがずっと読んでいて楽しかった。

著者の写真の雰囲気から料理研究家の類いかと思ったらケンブリッジで博士取った才媛だった。失礼。
ちゃんとした話をしている真っ最中に真顔で冗談を放り込んでくる感じで学校の先生にいたら大人気だと思う。
早速食品偽装の歴史も読むことにした。

エッグタイマーについてのこの一説大好き。
「この製品の欠点は音が出ないことだ。獲物を狙うタカのように傍にじっと付いていなければならない。エッグパーフェクトを正真正銘のバーフェクトにするためには、ソフト！ミディアム！ハード！と音で知らせるセンサーが欲しい。そうすれば、新聞を読んだりコーヒーをすすったりしながら静かにゆで卵ができるのを待つことができる。」

2019/07/27

一人暮らしをして台所に立つ時間が増え、食事の大切さもわかりました。
選書する際にたまたまこの本をみかけてどのように変化していったのか気になったので選びました。

請求記号：383.8/W75

2015/03/02

土器の鍋や石器のナイフから、電子レンジやフードプロセッサーまで。身近な内容ながら新しい知識を得られ、文章も諧謔味があって面白かった。