商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2013/12/24 |
JAN | 9784488010096 |
- 書籍
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秘密(下)
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商品レビュー
4.5
37件のお客様レビュー
秘密の花園やレベッカを足してニで割ったような、この界隈が好きな人には堪らない語。モートンやウォーターズが書くものは、古き良き時代の郷愁のなかに、陰鬱ななにかを忍び込ませるのがうまい。トラウマだったり、時代の蓄積だったり。郷愁の中の陰鬱を吸い込むために読む。
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半分すぎても予想通りじゃないか、と思いつつ。最後はえ、え、え、って真実が。 最後の最後だけちょと思い出せない記憶があるから、上巻めくってみなくては。 ケイト・モートンは母娘の世代を超えたストーリーが定番になっているけど、他のスタイルのもあれば読んでみたい。
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ドロシーへ 真の友情は闇を照らす一筋の光 上巻は休み休み読んだけど、下巻は違う意味で何度か中断しながら読みました。 怒涛のように押し寄せる情報に翻弄され、揺さぶられ、驚かされ、一旦本を閉じて、うーむと考え込むこともしばしば。 明らかになる事実と、垣間見える真実。 一番壮絶だ...
ドロシーへ 真の友情は闇を照らす一筋の光 上巻は休み休み読んだけど、下巻は違う意味で何度か中断しながら読みました。 怒涛のように押し寄せる情報に翻弄され、揺さぶられ、驚かされ、一旦本を閉じて、うーむと考え込むこともしばしば。 明らかになる事実と、垣間見える真実。 一番壮絶だったのは、冒頭のシーンが最後にもう一度リプレイされるとき。 語り手が変わることで、そこに存在するものすべての意味さえ180度変わってしまう。ただただ唖然とするだけだった。 ミステリという枠を超えて、家族の物語としてもよくできていると思う。 謎はムキになって解こうとせず、そこはローレルに任せて、読者のわたしたちは、そんな彼女の姿を温かく見守っているほうがいい。 文句なしの読後感はしばらく心地よく後をひく。 家族の意味、人との関わり、愛する人への労りの気持ち。 自分の中の内なる世界、常に隣り合わせる孤独、理不尽な暴力と穢されていく未来。 それでも人は、運命に負けない強い想いを抱く瞬間があるのだ。 そして生まれる秘密と、誰かのためにその秘密を守ってゆく人たちのために、わたしは祈りを捧げたいと思う。
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