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秘密(下)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2013/12/24 |
| JAN | 9784488010096 |
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秘密(下)
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商品レビュー
4.4
40件のお客様レビュー
いよいよ断片的な情報がつながり、何者でなぜ刺したのか、その理由が判明。 読むのに時間かかったせいもあり、結末になんかモヤモヤ。 148冊目読了。
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ミステリーとしての驚きはもちろん大きい。でもそれ以上に「一人の人間が生涯をかけて守り抜いた秘密」という重みと、その生き様に深い余韻があった。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『灼熱の魂』も現代と過去を交互に見せながら母の秘密を追いかける話だったけど、こちらは舞台がイギリスで、麗しい紳士淑...
ミステリーとしての驚きはもちろん大きい。でもそれ以上に「一人の人間が生涯をかけて守り抜いた秘密」という重みと、その生き様に深い余韻があった。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『灼熱の魂』も現代と過去を交互に見せながら母の秘密を追いかける話だったけど、こちらは舞台がイギリスで、麗しい紳士淑女に映画スターにメイドさんが登場し大分華やかだ。現代に生きる女優の娘は探偵役となり、過去編では戦時下における恋愛模様がメインとなる。幾重にも用意された小さな謎がやがて収束していく様は爽快で美しく、しかし、ミステリとしての佇まいではなく、恋愛小説としての佇まいを重視したところにこそ本小説の独自性はあると思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドリー、ヴィヴィアン各々の嫌な面が滲み出てくる下巻前半。 何が起きたのか分からない上に、2人を繋ぐジミーの善なる立ち振る舞い。 どちらかが悪者と断ずることも出来ないような宙ぶらりん状態な心理で読み進めさせられる。 これはどう噛み合うのだ? 上巻冒頭で示された1961年の幸せな一家を揺るがす事件、1941年の空襲の日の別れのシーン。 現在からあの日へ、更なる過去からあの日へと、気付けば倒叙形の謎を双方向から行きつ戻りつ手繰り寄せるようななんとも緻密な構成の業に惹き込まれる。 ローレル(ドリーの娘)、ドリーと冠された章を読み進めてきた中で訪れるヴィヴィアンの章での転換。 上手いなぁ。 この見え方が一転する配置の妙と結末への予感。 秘密の何たるかは途中から薄々勘付いてしまう人もいるかもしれない。 だがその秘密の露呈に留まらない背後の物語、文脈こそがこの物語の読みどころ。 友情と愛情、優しさと心根の健全さ、温かき感情が渦巻くクライマックスとその余韻が良い。 おっと、と思うような読み違えを(まんまと)していた部分もあるけれど、いずれの立場においてさえ、こういう生き様を貫く強さを持ちたいと思える一冊。
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