商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2013/12/24 |
JAN | 9784040661759 |
- 書籍
- 文庫
トラッシュ
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
ゴミを拾って暮らす少年が、ある日ゴミの中からバックを拾う。その中には、お金とコインロッカーの鍵が入っていた。その鍵は国家をもゆるがす秘密を握っていた。貧しい少年達の生きる強さ…生き延びるためなら、盗み、飲酒、大人をもだます、ふてぶてしさが凄い。子供って、いざとなったら大人より強い...
ゴミを拾って暮らす少年が、ある日ゴミの中からバックを拾う。その中には、お金とコインロッカーの鍵が入っていた。その鍵は国家をもゆるがす秘密を握っていた。貧しい少年達の生きる強さ…生き延びるためなら、盗み、飲酒、大人をもだます、ふてぶてしさが凄い。子供って、いざとなったら大人より強いんだなぁ…って言うより、捨てる物が何もない人間は強い。金なんて所詮人間が作ったもので、それに踊らされる大人よりも、本当の幸せを求める子どもたちの綺麗な心に感動した。逃走中の子供達の無邪気に鬼ごっこ始める場面とかとか特に、どんな状況でも怖いものを知らない子供は強い。もちろん生きていくためにはお金が必要だが、「ある程度」で良い。考えさせられる小説ではないけど、綺麗にまとまっていると思う。
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もっとドキュメンタリー的なものかと思ったら様々な語り手が、この過酷な世界の奇跡を、少しずつ語り打ち明け解き明かしていく、エンタメ性もあり、フィリピンのストリートチルドレンや日本にも似た闇な部分を知ることもできて、スリリングな物語だったり予想外の面白さ、収穫!
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文体(訳し方)が金城一紀を想起させる。 内容も少し。 物語は三人の子供を中心に複数の人間によって語られる。 それにより、謎の提示、解決が行われることもある。 読者を焦らし、ページをめくらせるという効果もある。 ―こういう語り部が変わる話、好き。
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