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ヘッセの読書術 草思社文庫
880円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 草思社 |
| 発売年月日 | 2013/10/03 |
| JAN | 9784794220042 |
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ヘッセの読書術
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ヘッセの読書術
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
「叡智」という言葉が思い浮かんだ。ヘッセの人生をあとがきで見て、本当に学歴もなく職も書店員を転々として、それでノーベル文学賞を獲ったんだ…。誰にも負けないのは読書量。この本を読んだら、量だけじゃないというもよくわかる。なんと広く深い智の海なんだ。中国哲学、仏教にまでその範囲は広が...
「叡智」という言葉が思い浮かんだ。ヘッセの人生をあとがきで見て、本当に学歴もなく職も書店員を転々として、それでノーベル文学賞を獲ったんだ…。誰にも負けないのは読書量。この本を読んだら、量だけじゃないというもよくわかる。なんと広く深い智の海なんだ。中国哲学、仏教にまでその範囲は広がっている。 そして、マニアだ。好きな作家の作品は初版で集めたいとか、装丁をきれいにしたいとか、改訂がある場合最高の版を手に入れるべしなど。これは現代で言ったら好きな作家の本を保管用と読む用と布教用に買うみたいな感覚なんじゃないか。 「世界文学リスト」でヘッセが読むべき本を挙げてくれているのだが、日本の方が岩波文庫を中心に手に入れられるものをリスト化してくれている。これはとてもいい。 やはり海外作品は知らないことが多く、註も充実している。安心して読める。ただし手掛かりで本当に知ろうと思ったら全部本読まないとヘッセの凄さはわからないのだろうが。 一点、文中に譬喩で「ザラストロ」が出て来て、これは註なしでオペラ『魔笛』に出てくる神官だとすぐわかった。こういうのが知的対話(勝手に読んでいるだけだが)なんだなとすごくうれしくなった。自分が本を読んで知の世界が広がった時に、いろいろなことが網目のように世界が広がった時に、それが他者と共有できるというのが素晴らしいなと感じた。 翻訳が素晴らしいのだと思うが、本当に素晴らしい文章。美しい。 ”言いたいことはいつもただ一つ、それは古くからいわれてきたこと、しばしば試みられたこと、永遠に不変のことである。” しびれる。言葉で尽くせないことを言おうとするのだ。 読書好きさんには、ぜひ一度読んでいただきたい。
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ヘッセが100年前に書いた「書物の世界」と「世界文学リスト」より訳者がピックアップしたもの。生涯本を読み編集・出版したヘッセの本に対する愛が語られている。新聞を悪きものと捉え、ストーリーのある昔からの言葉を好む。 「人間が自然から送られて得たものではなく、自分自身の精神から作り出...
ヘッセが100年前に書いた「書物の世界」と「世界文学リスト」より訳者がピックアップしたもの。生涯本を読み編集・出版したヘッセの本に対する愛が語られている。新聞を悪きものと捉え、ストーリーのある昔からの言葉を好む。 「人間が自然から送られて得たものではなく、自分自身の精神から作り出したたくさんの世界の中で、書物の世界は最も広汎で高い価値を持つのである」 また、書物を所蔵することも愛している。電子書籍の時代には、情報を取り入れることではなく、本を読むこと自体の価値に立ち返らされる。 「よい読者は誰でも本の愛好家である。───本を自分のものにして、くりかえし読み、所蔵して、いつも身近な手の届くところにおきたいと思うからである」 廃墟に関するような記述もある。日本の山で緑に覆われ風化した仏像は美しい。人間の作品から自然の産物へうつり、美しい不滅の作品に緩慢な死をもたらす。 この本は期間をおいて幾度か読むことで、その度に新しい発見と感銘を受けることだと思う。
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ヘッセの、本や読書に関するエッセイがおさめられたもの。国や時代の違いを面白く感じる部分もあり、共通点を見つけて嬉しく感じる部分もあり。世界文学文庫の章は、ヘッセが読破し自分のものとした本の量と質に脱帽。本の選択や本とのつきあい方は人それぞれとしつつも、ヘッセ自身は精神を高める読書...
ヘッセの、本や読書に関するエッセイがおさめられたもの。国や時代の違いを面白く感じる部分もあり、共通点を見つけて嬉しく感じる部分もあり。世界文学文庫の章は、ヘッセが読破し自分のものとした本の量と質に脱帽。本の選択や本とのつきあい方は人それぞれとしつつも、ヘッセ自身は精神を高める読書に重きをおき、実用書や情報を得るための新聞は軽んじていたようだ。自分は精神を高める読み方に到達するにはまだまだだなと、本の世界の広さと深さを痛感した。
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