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ささみみささめ
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ささみみささめ

長野まゆみ(著者)

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ささみみささめ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/10/12
JAN 9784480804495

ささみみささめ

¥1,650

商品レビュー

3.4

46件のお客様レビュー

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2023/06/20

この著者には珍しい、少年文学もBLも偏愛もない短編集。 章題が物語の始まりを予感する一言なのが好き。 生活の中にあるほんのちょっとした悪意、気づいていても気づかぬふりをしてもあるだろう先周りをしていてもちょっとだけ手でしまった悪意が、最後に予想以上の結果となって章題で閉じられる...

この著者には珍しい、少年文学もBLも偏愛もない短編集。 章題が物語の始まりを予感する一言なのが好き。 生活の中にあるほんのちょっとした悪意、気づいていても気づかぬふりをしてもあるだろう先周りをしていてもちょっとだけ手でしまった悪意が、最後に予想以上の結果となって章題で閉じられる。 ちらかしてるけど、行ってらっしゃい、名刺ください、一生のお願い、ウチうるさくないですか?どれも好き。特にというのを挙げて行った方が早い気がする。 心が大きく動くものでもなく、気にしなければその辺の雑草も同じものが、年をとって見えてしまうものがあるとき。心も体も凪のようでいてこんな静かに笑えるだろうか。

Posted by ブクログ

2021/09/11

短編集。子供の現代文の模試に「君はもう若くない」が使われていたのをキッカケに読んでみた。日常の出来事を綴っているようで、何だか違う不思議な結末。シュールな内容が多いと思った。大好きな恒川さんに少し似た雰囲気でとても気に入った。他の作品も読んでみようと思う。

Posted by ブクログ

2021/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

25の短編。 ささみみささめ 祖父が最期に言っていた毒を飲んでやったと言う意味。 祖父が子ども時代に見つけた隕鉄というドクロメンの話。 交流のあった老人が亡くなってからアパートの管理人に残してくれた宝くじ。 祖母が孫に譲ると言った天女の本当のありかを婚約者と聞きに行ったこと。 どれも短い話なのに濃厚でジャンル様々。 粋な老人の振る舞いや、不気味な話、 静かな感動に予想もしない展開だったり。 思わず、ささみみささめ、って呟いてる自分がいた。 長野まゆみさんってBL的な話が印象的で ずーっと読むの避けてたんだけど、こういう感じのお話も書いていたのね。

Posted by ブクログ

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