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エジプト十字架の秘密 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2013/09/25 |
| JAN | 9784041007945 |
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エジプト十字架の秘密
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エジプト十字架の秘密
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商品レビュー
4.3
22件のお客様レビュー
2026年4月読了。 T字路に立つT字の看板に磔にされた死体、その頭は切断されてTの字のような格好をしていた。華麗なロジックで狂気の殺人犯に立ち向かう国名シリーズ屈指の傑作だ! 「ローマ帽子」から始まる国名シリーズのちょうど折り返し地点に位置する「エジプト十字架」は、過去作...
2026年4月読了。 T字路に立つT字の看板に磔にされた死体、その頭は切断されてTの字のような格好をしていた。華麗なロジックで狂気の殺人犯に立ち向かう国名シリーズ屈指の傑作だ! 「ローマ帽子」から始まる国名シリーズのちょうど折り返し地点に位置する「エジプト十字架」は、過去作と比べてもスケールが大きく、より複雑になっている。事件は大きく分けて二つの場所で起こり、エラリーがアメリカの州を股にかけて愛車のデューセンバーグを走らせる。そこにはTに執着した異様な殺人事件が待ち受け、背後には裸体主義のカルトやエジプトのタウ十字架、ヴェンデッタ(血の復讐)など怪しい影がちらつく。 物語の設定だけでも魅力的な要素がたくさん詰まっているが、今作の最大の魅力はなんといってもロジックの緻密さだ。中盤と終盤で語られる煙管の推理はなるほどと膝を打つとともに、犯人の抜け目のなさに一筋縄ではいかないぞと予感させられた。そして終盤の推理がすごい。ほんの些細な手がかりからトリックを見抜き、一手で犯人に追いついてしまう。これまで尻尾を掴めなかった犯人がいきなり舞台上に引きずり出される様は圧巻だ。 犯人と探偵による高度な駆け引きこそ推理小説の大きな魅力だが、今作は探偵も犯人も見事という他ない。次作でのエラリーの活躍にますます期待が高まった。
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エラリー・クイーン国名シリーズ五作目。今回は今までと色々違っていました。 一作目の設定では「エラリー・クイーンは妻子と、引退したリチャード・クイーン警視と共にイタリアに移住している。友人の作家がエラリーを訪ねて、彼らがかつて解決した事件を発表する」と言った感じ。それがシリーズ化す...
エラリー・クイーン国名シリーズ五作目。今回は今までと色々違っていました。 一作目の設定では「エラリー・クイーンは妻子と、引退したリチャード・クイーン警視と共にイタリアに移住している。友人の作家がエラリーを訪ねて、彼らがかつて解決した事件を発表する」と言った感じ。それがシリーズ化するようになり、引退も結婚も何気なくないことにしようとしていて、さらにエラリーが自分で小説として発表するみたい。 いやー別に完全に隠居・結婚自体を無かったことにしなくても、そのうち年齢重ねたら隠居して妻子と穏やかに暮らしてくれて良いんですけどねー。 作風も四作目までとちょっと違う。四作目までの舞台はリチャード警視の勤務先であるNYで、登場人物もNYの捜査関係者や市長たちなど、ちょっとずつお馴染になってきた人々。五作目では別の都市で起きた事件にエラリーが関わるのでアメリカのあっちこっちを移動する。さらに完全頭脳派だったエラリーが小屋に忍び込んだり愛車かっ飛ばしたり飛行機乗ったり活動的です。終盤は「まさか銃撃戦やらないよね!?」とちょっと心配してしまった(勝てないだろうから・笑) === ウエスト・ヴァージニアの田舎町で死体が見つかった。それはT字路に設置されているT字型の道標に、首を切られTの字の形になった死体がくくりつけられるというもので、さらに近くの小屋のドアには「T」の血文字があるというTづくしだった。 父リチャード・クイーンNY警視とともにヴァージニアに来ていたエラリー・クイーンは事件に興味を持つ。「T」とは、エジプト十字架やタウ十字架を表しているのではないか? ちょうど町には「太陽神ホルアクティ」を名乗る移動興行者が来ていて、彼と共にいた足の不自由な男に殺人の容疑がかかる。 だが事件は解決せず、エラリーはNYに戻るしかなかった。 半年後、ロングアイランドからエラリーに大学時代の古代史教授ヤードリーから手紙が来た。「こちらでも首を切り取られてTの形になった死体が、T形にくくりつけられる事件がおきた」という知らせだった。エラリーは早速ロングアイランドに向かい、捜査陣に加わるのだった。 この時のエラリーの移動が、まずリチャード父さんが関係諸部署に「うちの、有名な自慢の息子が捜査に協力するからよろしく!」と連絡しまくり、そのためエラリーは「警察の特別許可を持ってるんだ!」と愛車をかっ飛ばしまくりという、あなた達代五作目にしてずいぶんやりたい放題になったわね・笑 そしてリチャード父さんはほぼ出番はなく、代わりにヤードリー教授がエラリーの相棒のような感じに。この教授、見かけはエイブラハム・リンカーン大統領のような顎髭をはやした大柄で不細工な男で、古代史には細かく口うるさく、しかし終盤では犯人大捕物にかなり活動的でこれも読んでいて「頭脳派が動くと碌なことにならないんじゃない!?」と心配してしまった(^_^;) 今回の死体はかなり血生臭い。首を切り取られてくくりつけですよ。 事件の背景にはモンテネグロの「血の復讐」があると分かる。 「血の復讐」についてはイスマイル・カダレ『砕かれた四月』 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/456004578X#comment で読んだのでは「誰かが殺されたら、殺された家族は、殺した男の家族を殺さなければいけない。こうして何世代にも渡ってお互いに殺し合う」というもの。 この風習で、片方の家の最後の一人が、家族を殺された復讐に回っているのか!?というのが本書の根底にある。これを知ったエラリーが「文明社会の人々の話とは思えない」というが、少なくとも2016年ではあるみたいですよ… https://www.afpbb.com/articles/watchespress/3099282 そんなこんなで最後は、ヤードリー教授、エラリーの頭脳派が、金(後払い)と権力(警察のもの)に物を言わせて、暴走運転に飛行機チャーターしてアメリカ中を犯人を追いかける!最後にたどり着いたのはシカゴ。そこにはリチャード父さんも駆けつけていた。こうしてオールスターキャストで犯人を逮捕し、異常殺人の裏にあった真相も暴く。残った問題は、アメリカ横断の費用は誰が負担するんだ?ここはエラリーが「じゃあ僕がこの事件を本に書くので出版料で払いましょう」で解決解決☆
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推理小説の最高峰。さすがエラリー・クイーン、地味で長いが、論理の積み重ねで衝撃の真実に辿り着く。この本格さと衝撃を超える作品はこの先ないのではと思うほど。
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