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数字を追うな統計を読め データを読み解く力をつける
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数字を追うな統計を読め データを読み解く力をつける

佐藤朋彦【著】

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数字を追うな統計を読め データを読み解く力をつける

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2013/09/23
JAN 9784532355760

数字を追うな統計を読め

¥1,760

商品レビュー

2.9

10件のお客様レビュー

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2020/09/16

今年は国勢調査の年ということもあり、読み返しました。 統計は、政策立案、決定、評価の根拠になる。 できるだけ正確な統計を作るために、日夜、真摯に働いている方たちの姿が目に浮かぶ本でした。 投資家の投資判断の根拠にもなると思います。 第4章で紹介されている藻谷俊介さんのレポー...

今年は国勢調査の年ということもあり、読み返しました。 統計は、政策立案、決定、評価の根拠になる。 できるだけ正確な統計を作るために、日夜、真摯に働いている方たちの姿が目に浮かぶ本でした。 投資家の投資判断の根拠にもなると思います。 第4章で紹介されている藻谷俊介さんのレポートも印象的。 調査対象の狭い断片的統計(百貨店売上、短観、求人数等)と、包括的な標本調査である消費者物価指数、家計調査、失業率とでは、統計としての格が違う。と。 おもしろかったです。

Posted by ブクログ

2018/11/05

総務省統計局におつとめで、統計畑一筋の方が書いた本。数字をあつかう現場の苦労にも触れられていて共感しながら読んだが、全体としていまひとつ物足りなかった。もっとマニアックなネタがあるかと期待していたもので。 なお著者は大学の先生から「微積分よりも統計をやるほうが実地に役立つ」と勧...

総務省統計局におつとめで、統計畑一筋の方が書いた本。数字をあつかう現場の苦労にも触れられていて共感しながら読んだが、全体としていまひとつ物足りなかった。もっとマニアックなネタがあるかと期待していたもので。 なお著者は大学の先生から「微積分よりも統計をやるほうが実地に役立つ」と勧められたのがこの道に入るきっかけだったとか。なるほど。 でも政府の統計についての大まかな見通しを得るという意味では良い本。総務省は、国勢調査、消費者物価指数、家計調査、労働力調査など基幹的な統計調査を扱っている。たいがいの調査より標本数も多く(国勢調査は全数だし)、手間もかかっているようである。 ・政府の統計サイト「e-Stat」。これまで覗いた印象では使い勝手がイマイチなサイトだが、「地図で見る統計(統計GIS)」なんか面白そうだ。 ・労働統計の定義、たとえば失業率などはILOが国際標準を定めている。現在の失業率の定義は1984年に定められたもので、いま見直しが進められている。 ・5年後との国勢調査をベースに、そのあいだの動きは月ごとのフロー情報をとって「人口推計」(速報値&確報値)をつくっている。あらたな国勢調査が出ると「人口推計」もリバイスされる。 ・家計調査から、月ごとの日数および世帯人員の変動による影響を取り除いたのが「消費水準指数」。同様に死亡率なんかも年齢構成を補正してやらないと異時点間の比較ができない(標準化死亡率)。 ・「1989年2月の労働時間がなぜか短い」との問い合わせで調べたら、昭和天皇大葬の影響だった。意外と近い過去のことでも忘れられている。 ・調査票の設計、標本の交代、「無回答」の存在などが統計に大きな影響を与えうるので注意。 ・けっこう自由記述式の調査が多いらしい。聞きたい内容によっては選択肢の設定には限界があるし、選択肢の設け方によっては容易にバイアスが生じる。プロが調査票を読み取って記号化するほうが優れているということか。そのため品質管理が大事になる。 ・なんかヘドニックはしぶしぶ導入したっぽい書きぶり。 ・CPIのための小売物価統計調査では銘柄Gメンがつねに「基本銘柄」の検討をしている。?当該品目の価格変動を代表し、?全国的に出回り、?継続的に調査可能で、?調査員が識別しやすいもの。?を満たせず他の銘柄で代替するアイテムも(スルメイカとヤリイカなど)。 ・労働力調査は都道府県別の統計を出すほどの標本数がない。石川と福井だけ独自に足しているが、よその県では(予算もないし)苦労がある。 ・ビッグデータといっても、ほとんどの分野ではまだまだデータ収集がいちばん大変。

Posted by ブクログ

2017/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実務に携わった専門家による入門書。強気なタイトルに反して統計のなりたちから調査手法など基礎の部分に重点を置いているのは入門書としては好感ながら、羊頭狗肉の感もまたあり。手っ取り早く統計を利用したい向きよりもじっくり理解したい向きにオススメ。

Posted by ブクログ

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