商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2013/09/03 |
JAN | 9784167812232 |
- 書籍
- 文庫
夜の真義を(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
夜の真義を(下)
¥847
在庫なし
商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
【『荊の城』『五輪の薔薇』を凌ぐゴシック大作】十九世紀ロンドンの闇に潜む殺人者。彼が抱くのは壮大な復讐の計画だった――イギリス出版史上最高額で競り落とされた華麗なる大作。
Posted by
19世紀ロンドンを舞台としたある告白書が発見され、それを書籍化したという設定で、中味はひとりの男の復讐譚。実在の人物や出来事を混ぜながら、虚実入り混じった世界を巧みに作り上げている。 1850年代ディケンズの頃、ホームズの誕生する以前の時代を、当時の小説の形式や文体を取り入れて...
19世紀ロンドンを舞台としたある告白書が発見され、それを書籍化したという設定で、中味はひとりの男の復讐譚。実在の人物や出来事を混ぜながら、虚実入り混じった世界を巧みに作り上げている。 1850年代ディケンズの頃、ホームズの誕生する以前の時代を、当時の小説の形式や文体を取り入れて描いていて、重厚な雰囲気が漂う。ヴィクトリア朝文学に造詣の深い作者ならではの力作だ。ただし、時代がかった独特の世界のため、当時の文学になじみがないと良さはわかりにくいかもしれない。現代の作家が書いた古典的作品として楽しみたい。 3部作の予定だったが、途中で作者は亡くなったとのこと、非常に残念だ。第2作は本書の20年後の話であり刊行済みというから、日本語版を待ちたい。
Posted by
上巻よりテンポがよくなり、面白さもアップしている。が、どの主要人物も感情の動きが大仰なわりに子供っぽく利己的で、ピカレスクとして楽しむにも中途半端な感じ。 終盤の展開やラストの余韻はきらいではない。
Posted by