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完本 初ものがたり PHP文芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2013/07/18 |
| JAN | 9784569760568 |
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完本 初ものがたり
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完本 初ものがたり
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商品レビュー
4.2
139件のお客様レビュー
若い頃、私は時代小説を馬鹿にして読もうとしなかった。60過ぎまで池波正太郎も藤沢周平も一編たりとも触れることはなかった。そんな私が時代小説に違和感なく接するキッカケを作ってくれたのは、佐伯泰英の「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズだ。四ヶ月も入院していれば、退屈すること甚だしいものが...
若い頃、私は時代小説を馬鹿にして読もうとしなかった。60過ぎまで池波正太郎も藤沢周平も一編たりとも触れることはなかった。そんな私が時代小説に違和感なく接するキッカケを作ってくれたのは、佐伯泰英の「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズだ。四ヶ月も入院していれば、退屈すること甚だしいものがある。時間潰しに手を出した時代小説にすっかりハマってしまったのである。時代小説には、一種独特の世界がある。それを一言で言えば、安定感であろう。時代小説に身を委ねていれば、安心できるのである。それがどこからもたらされるのかを考えてみたい。 260年もの長きにわたって平和が続いた徳川の世は、町民による庶民文化が花開いた時代でもあった。歌舞伎や浮世絵がその代表と言えよう。文化の爛熟は、それを下支えした町人気質や生活と無関係ではあり得ない。例えば、本書の主人公・回向院の親分茂七について考えてみよう。岡っ引き、あるいは目明し、御用聞きとも言うが、いわば町奉行所の民間協力者に過ぎない。人口100万にも上る江戸の治安を担っていたのは、わずか30人足らずの町廻り同心である。情報収集から犯罪者検挙までをこれら同心だけで賄うのはどう考えても無理がある。そこで同心は、岡っ引を配下に置いたのだった。岡っ引が約500人、下っ引を含めて3000人ぐらいいたという。彼らは奉行所の正規の構成員ではなく、俸給も任命もなかった。同心から手札を得ていたに過ぎない。したがって彼らの生活は、別に生業を営んだり妻の稼ぎで賄われたのだ。その分江戸の行政は極端にローコストで、それを実現させた高度な自治体制と町人の自立心には眼を見張るものがある。 一方、石高制を取った江戸時代の経済の基礎は米であった。経済成長率は、おそらく1パーセント未満であったろうと思われる。これでは、成長に見合った豊かなパイを分け合うなどの芸当は不可能である。つまり、有り体に言えば、皆貧しかったのである。しかし、四畳半一間と板間しかない棟割長屋でその日暮らしを送る八っあん、熊さん、それからおかみさんたちは、おおらかで明るいのである。そして、徹底して生活を楽しむ術を知っていたのだった。 お金が全ての価値を決定するかのような現代の資本主義、あるいは少しも希望を見出せない閉塞感に満ちた社会に生きる私たちに人情に厚い共同社会の雰囲気が安心感をもたらすのは当然と言えよう。
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既刊の初ものがたりに未収録3篇を加えた完本。 平成25年のあとがきでこの続きも…と書いているが、さてどーなのだろう?
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初宮部みゆき作品(時代小説で) 現代物はかなり読んでいるけど、時代小説の宮部さんは初めて 現代物で感じたことのない、品格の高さがあると思った(現代物もいいんだけどね) 文章が上品で知的 心の機微を語る語彙の多さというのか 最初の1冊にこれを選んだのは、食べ物を扱うお話しだと...
初宮部みゆき作品(時代小説で) 現代物はかなり読んでいるけど、時代小説の宮部さんは初めて 現代物で感じたことのない、品格の高さがあると思った(現代物もいいんだけどね) 文章が上品で知的 心の機微を語る語彙の多さというのか 最初の1冊にこれを選んだのは、食べ物を扱うお話しだと評されていたから でもそんな食べ物の話は出てこない おいなりさんとかその屋台の親父さんがつくる美味しそうな料理が時々 でも、それを延々描くわけではなくて、本当に物語のスパイス的に出てくる程度 短編の謎解き さほど忙しい感じもなく、謎が投げかけられ、それをゆるりと解いていく 最初の1冊に最適だった チョイスが良かったな、でかした私! これを機に宮部みゆき作品を爆買いして、今本棚にたくさん並んでる 茂七親分はほかの作品にも出てるとか? 少しずつ繋がってるらしいと見かけたので、その偶然も楽しみ いやあ、幸せ!
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