商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2013/06/27 |
| JAN | 9784101240589 |
- 書籍
- 文庫
丕緒の鳥
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丕緒の鳥
¥825
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商品レビュー
4
669件のお客様レビュー
発売日に買って読んだ初読時はまだ大学生だったし、(シリーズの流れ的に)ヒロイックな感触のストーリーが欲しいっちゃ欲しかったから、今ひとつハマれない感がなきにしも…という感じだったが、再読するたびに忘れられない作品に成長していっている。 現実への訴求がシリーズ中最も強いように思う。...
発売日に買って読んだ初読時はまだ大学生だったし、(シリーズの流れ的に)ヒロイックな感触のストーリーが欲しいっちゃ欲しかったから、今ひとつハマれない感がなきにしも…という感じだったが、再読するたびに忘れられない作品に成長していっている。 現実への訴求がシリーズ中最も強いように思う。自分が働き始めたからか。 とにかく、自身の生業に向かうことがこのファンタジー世界でも最も尊くしかし苦しいというのは、王を主人公にし政争を描いたシリーズの他作品と何ら変わらないわけである。 「刑」に関する意識や、専門知や学問知への敬意がどんどん欠けてきている2026年の日本で。
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王や麒麟が出てこない、民が主役の言わばスピンオフ。 シリーズの途中でちょっと休憩、くらいのつもりで読んでみたら、予想以上に面白くて。 主要人物不在でここまで読ませる小野さんの文章力に脱帽です。 「落照の獄」の死刑の是非については、私たちが生きている現実世界にも通ずる問題。 ニュ...
王や麒麟が出てこない、民が主役の言わばスピンオフ。 シリーズの途中でちょっと休憩、くらいのつもりで読んでみたら、予想以上に面白くて。 主要人物不在でここまで読ませる小野さんの文章力に脱帽です。 「落照の獄」の死刑の是非については、私たちが生きている現実世界にも通ずる問題。 ニュースで惨い事件を起こした犯人が死刑ではなく無期懲役になったりしたときに、どう考えても死刑が妥当なのにって思ってしまいがちなのですが、それがいかに素人の感情任せの発想なのかということを痛感しました。 「青条の蘭」では国を守るために奔走する国管である標仲の報われなさ、民衆に理解してもらえないもどかしさで苦しくなり、そんな標仲の思いを受け継いでくれる人たちが現れたことで胸が熱くなり、終盤になってどこの国の話か判明するわけですが、国がわかった途端、あーもう絶対大丈夫だ!王にちゃんと伝わるからね!という安堵感で涙がこみ上げてきました。 それと同時にやっぱり王は王というだけで期待されて、背負うものが多いんだなーとも。 引き続き十二国記を読むにあたって、より深く各国を知ることができたので、読んでよかった。
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小野不由美『華胥の夢』読了。 「名もなき役人」たちが主人公の短編4作。戦乱や腐敗に悩み傷つきながらも職務を全うする彼らの姿に胸が熱くなる。 「国のために民があるのではない。民が暮らすために国があり、役人がいる」。 組織で働く一員として、現場の矜持を深く問われる名作でした。
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