大事なことほど小声でささやく

森沢明夫【著】

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2013/05/24
• JAN: 9784344023963

商品レビュー

2024/09/12

読み始めてすぐ「マカン・マラン」みたい…
って思ったけれど、4話目くらいから引き込まれました。
ユーモア溢れる描写とグッとくるストーリーの絶妙なバランスに脱帽です。

2024/09/08

しずこさんのレビュー
に惹かれて。

こんなママがいるなら
私もスナックひばりに
通っちゃうかも。

大人だって誰かに甘え
たい。

みんなの淋しさを受け
とめて温かく包みこむ
ゴンママ。

そしてゴンママの弱い
ところも描かれてて、

弱いところがあるって
人間らしくて素敵だな
と･･･

素敵？うーん、なんか
この表現は違うな。

そらぞらしいというか
これは本音じゃない。

そうね、たとえるなら
どんなに教えられても
上手に泳げない子が、

上手に泳げる子の思い
もよらぬ苦手を知って、

だからといって元気に
なるわけじゃないけど、

すこしだけ励まされる
そんな感じかな。

他人を励ますことって
そんなに難しくない。

でも身内や自分自身を
励ますことって難しい。

もしかしたら私自身を
励ましたくてこうして
人情小説を手にしてる
？

うん、それでいいじゃ
ない。

私が私を励まさなくて
どうするの？

私のなかのゴンママが
小声で囁くのでした。

さすが人情小説の名手
森沢さん。

星五つでは気持ち的に
ちょっと足りない気も
しますが、

これが物理的な限界と
いうことで星五つです。

2024/06/24

　色々な悩み苦しみはそれぞれに持っており、ある時は誰かに打ち明け聴いてもらい、ある時は自分にある辛さを抑え、じっくりと他の人の話を聴く事って大切だよなぁと感じます。そんな人間関係や繋がりや場所があるって幸せな事だと思います。
　誰かに打ち明ける時、もちろん悩みの解決を求めることもあるでしょうけれど、聴いてもらうことだけで、解決しなくても随分と楽になる自分がいる。皆さんはどうでしょうか。