商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2013/05/11 |
| JAN | 9784150712600 |
- 書籍
- 文庫
あなたに似た人 新訳版(2)
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あなたに似た人 新訳版(2)
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商品レビュー
3.5
26件のお客様レビュー
特に前半、人間の業の深さを「皮肉」や「ブラックユーモア」、あるいは「奇妙な味」として表現しているようにうかがえる。 後半は『クロードの犬』というクロードを主人公とする連作短編だが、この連作短編は正直あまり面白いとは感じなかった。 一方で前半の短編が面白く、『満たされた人生に最...
特に前半、人間の業の深さを「皮肉」や「ブラックユーモア」、あるいは「奇妙な味」として表現しているようにうかがえる。 後半は『クロードの犬』というクロードを主人公とする連作短編だが、この連作短編は正直あまり面白いとは感じなかった。 一方で前半の短編が面白く、『満たされた人生に最後の別れを』『偉大なる自動文章製造機』はそれぞれテーマ性があって非常に面白かった。
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「優雅で危険な笑み」 久しぶりの“ロアルドダール” サッと読めるところは、いつでも健在 相変わらずの調子で“毒”を密かに撒く とくに連作短編「クロードの犬」は 世の中に溢れた“泣ける……”とは程遠い、不穏な空気に包まれた、生きた人間たちの物語 刺激的でした。
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Ⅰ、Ⅱ全体を通して印象に残るのは『味』『満たされた人生に最後の別れを』などに見られる上流社会やスノビズムに対するシニカルな視線が、農村を舞台にした『クロードの犬』などでも一貫しているところ。どれも一筋縄ではいかないし、快哉を叫びたくなるような結末も用意されないが、ギリギリとエピソ...
Ⅰ、Ⅱ全体を通して印象に残るのは『味』『満たされた人生に最後の別れを』などに見られる上流社会やスノビズムに対するシニカルな視線が、農村を舞台にした『クロードの犬』などでも一貫しているところ。どれも一筋縄ではいかないし、快哉を叫びたくなるような結末も用意されないが、ギリギリとエピソードや描写を重ねて緊張感を高めていき、最後に解放される(時には宙吊りになる)感覚には中毒性がある。
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