商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2013/03/29 |
| JAN | 9784101240565 |
- 書籍
- 文庫
風の万里 黎明の空(上)
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風の万里 黎明の空(上)
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商品レビュー
4.3
296件のお客様レビュー
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心に刺さる言葉がたくさん。 鈴も、しょうけいも、そして陽子も。 自分の弱さに気づく瞬間。 下巻に向けて、そこから成長していく姿がたまらない。 「人が幸せであるのは、その人が恵まれているからではなく、ただその人の心のありようが幸せだからなのです」 「おれ、そういうの、やなんだよ。人よりも不幸なこと探してさ、ぜーんぶそれのせいにして居直って、のうのうとしてるのって」 「本当に苦しかったらさ、人間ってのはそこから抜け出すために必死になるんだよ。それをする気になれないってことはさ、ねえちゃん、実は抜け出したいと思うほど苦しくなかったんだよ」
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- ネタバレ
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十二国記シリーズの中で、僕が2番目に好きなエピソード。 3人の主人公が登場し、よくもこんなに複雑なストーリーをきれいに一つの物語にまとめたなぁと思う。 本作を構成するストーリーを僕なりに整理すると次の3つ。 一つは、自分を特別視し、他責思考であった鈴と祥瓊が成長していく物語。序盤、鈴らの自己中心的な感情にすごくイライラさせられるが、それぞれとある出会いをきっかけに変わっていく。 二つ目は、陽子が王として成長していく物語。依然こちらのことを何も知らない陽子は、自分の無力さを感じ、どうしていいかわからなくなる。それでもどうにか前に進もうと頑張っている姿は、思わず応援したくなる。 物語の最後、初勅を発するシーンはほんとにかっこいい! 最後に、誰が敵で誰が味方なのか、和州に何が起こっているのか、麦州の松塾とは何なのかといった謎に包まれた状態がしばらく続き、ページをめくる手がとまらない。その全貌が徐々に明かされていく様はある種ミステリのような面白さがありたまらない。 これら3つのストーリーが複雑に絡み合い、交差していく。物語終盤、三人の少女は出会う。彼女らが共闘するシーンはわくわくするし、ちょっと微笑ましい。 「人は誰の奴隷でもない。他者に虐げられても屈することない心、災厄に襲われても挫けることのない心、不正があれば糺すことを恐れず、けだものに媚びず、私は慶の民にそんな不羈の民になってほしい。」 このように表明した陽子の国が今後どうなっていくのか、見てみたいと思う。
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王として無力な陽子、公主として全てを失った祥瓊、蓬莱から流され仙の下女となった鈴。それぞれに苦難を背負っている。 苦境の中、諦めず懸命に生きる人々と過ごし、不幸に浸って気持ちよくなっていた自分を反省する。 自分がやるべきことは何か? 自らの意思で動き出す。 戦いを経て、真の...
王として無力な陽子、公主として全てを失った祥瓊、蓬莱から流され仙の下女となった鈴。それぞれに苦難を背負っている。 苦境の中、諦めず懸命に生きる人々と過ごし、不幸に浸って気持ちよくなっていた自分を反省する。 自分がやるべきことは何か? 自らの意思で動き出す。 戦いを経て、真の王として帰還した陽子。 「慶の民に誰かにひれ伏すのではなく、己という領土を収める唯一無二の君主になってほしい、他人の前で毅然と首を上げてほしい」 その証として 「礼伏を廃止」する。 国のあり方から変えていく、陽子の初勅。
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