シュレーディンガーと量子革命 天才物理学者の生涯

ジョングリビン【著】, 松浦俊輔【訳】

• 販売会社／発売会社: 青土社
• 発売年月日: 2013/03/23
• JAN: 9784791766956

商品レビュー

2013/09/08

シュレーディンガー個人にピンポイントに相当な興味が無いとつらい。
個人史部分が相当を占めるし、科学の解説部分は図説が無い上に文章が読みにくい。

2013/06/06

目次
まえがき
序章　ロケットサイエンスではない
１　一九世紀少年
先祖／幼少期／帝国の最後の熱狂／ざわつく科学／ギムナジウムから大学へ
２　シュレーディンガー以前の物理学
ニュートンと粒子の世界／マクスウェルと波の世界／ボルツマンと統計学的世界
３　二〇世紀人
学生生活／研究室の外の暮らし／イタリア戦線での軍務／ウィーンへの帰還／余波／遍歴の教授
４　第一次量子革命
黒体が輝くとき／量子登場／量子が実在になる／原子の中／光のダンス／再びアインシュタイン
５　スイスでの堅実な地位
大学とＥＴＨ／個人的な問題と学問上の前進／物理学と哲学／生活と恋愛／「わが世界観」／量子統計学
６　行列力学
1/2の真実／見たとおりのものが得られる／行列は交換可能ではない／正義は必ずしも行なわれない
７　シュレーディンガーと第二次量子革命
科学と官能／波に乗る／不確定な量子／コペンハーゲン合意
８　ベルリンでの最盛期
アメリカで起こした波／ベルリンとブリュッセル／黄金の日々／未来へ戻る／人々と政治
９　量子猫の登場
再びアメリカへ／オックスフォードとその後／光より速い？／箱のなかの猫／オックスフォードから愛をこめて
10　行って、また帰って
夜の口笛／厳しい現実／うれしくない帰還／ベルギー侵攻
11　「人生でいちばん幸せな年月」
「デヴ」／引越し／ダブリン高等研究所の草創期／ダブリンでの「家族」生活／戦後の年月／多世界
12　『生命とは何か』
生命の本体／量子化学／グリーン・パンフレット／同じことをシュレーディンガー言うと／二重らせん
13　ウィーンへの帰還
ダブリンとの別れ／ヒーローの帰還／衰える年月／エントロピーの勝利
14　シュレーディンガー科学の遺産
隠れた実在とある数学者の間違い／ベルのテストとアスペ実験／量子暗号論と「複製不能」定理／量子テレポーテーションと古典的な情報／量子コンピュータと多元宇宙／量子物理学と実在
後記　量子世代