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村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Caf´e
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | スペースシャワーブックス/スペースシャワーネットワーク |
発売年月日 | 2013/03/15 |
JAN | 9784906700790 |
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村上龍と坂本龍一
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商品レビュー
2.9
10件のお客様レビュー
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3.11後に行われた村上龍と坂本龍一の対談。 このEv cafeは10年おきに発行されるシリーズもので昔学生時代に読んで刺激を受けた。 世界的音楽家である坂本龍一の口からフーコーやデリダなどの単語が出て大いに驚いたものだった。 村上龍と坂本龍一は私の指標だった。 その坂本龍一がお亡くなりになられて数週間喪失感が凄かった。お亡くなりになられてここまで彼の思想に影響を受けたのだとも感じた。 この本は2013年に刊行され、もしご存命なら恐らく数年後にはまた対談が為されていたはずだ。 追悼の意味を込めてこの本を図書館から借りた。 坂本龍一の思想がこの時点から懐古主義に少し走っているように思えた。特に環境問題ではかなり坂本龍一と村上龍とのズレが見える。 坂本龍一は「昔に戻れ」だし村上龍は「発展を再定義すべき」としている。 免疫やウィルス。癌についての話もあり、坂本龍一はマクロビや整体、合気に興味を持っている事を語っている。村上龍は坂本龍一の事を「免疫が強い奴がさらに免疫をあげようとしている」と評し坂本龍一自身も「癌になっても多分治療はうけない」と仰られている。 驚くべき事にこの本が刊行された翌年に坂本龍一は癌罹患し治療に専念する事になる。ならないだろう、治療を受けて坂本龍一の考え方がどう変わったかを聞きたかった。類まれなる知性がどう考えたのか。 その他気になった言葉 イベント(七夕)は資産。 失われた技術、知識(水、食べ物) 環境問題をスタティックに捉えない事。共生は敵対の後に起こる現象。
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2013.4記。 村上龍と坂本龍一が毎回各分野の一流ゲストと鼎談する「EV Café」、大学時代は「哲学も音楽も遺伝子工学も語れちゃう僕ら」ぶりに惹かれ熱心に読んだものだが、いつのまにかその続編が単行本化されていた。一読、「30年を経て村上龍と坂本龍一、かくも深き断絶」というの...
2013.4記。 村上龍と坂本龍一が毎回各分野の一流ゲストと鼎談する「EV Café」、大学時代は「哲学も音楽も遺伝子工学も語れちゃう僕ら」ぶりに惹かれ熱心に読んだものだが、いつのまにかその続編が単行本化されていた。一読、「30年を経て村上龍と坂本龍一、かくも深き断絶」というのが率直な印象。 村上龍と坂本龍一は「現状への危機感」という根っこの部分を強く共有している。しかしたどり着いている場所は村上は「サバイバル」、坂本は「共生」と、大きく隔たってしまっていることが印象深い。 この関係が一番明確に表れるのが「競争・成長」という言葉への両者の反応の仕方の違いだ。 村上は、坂本と浅田彰が「(グローバルな)競争からはもう降りるべき」と意気投合しているときに会話に乗り切れていない。一方、環境学者の赤尾健一氏は、坂本の「共生」という概念に対して理解を示しつつも、「自然との共生関係は人間の人口調節なしにはありえず、それはしばしば(現代人にとっては)むごすぎる形で現れる。そして現代人はそれに耐えられない」「人口問題がひどいのは途上国。解決するには経済成長しかない」と、断言する。この議論は村上には響いているが坂本はこれに絡んでいかない。 2012年7月の最新対談で村上が「坂本と会うのは嬉しいけど憂鬱なんだ」と発言している。これを編者の伊藤亮一氏は深い部分で共感しあう二人、と解釈しようとしている。が、僕には村上氏が単に「坂本はいいやつなんだけど、もはや話合わないんだよね」と言っているように聞こえた(それは坂本氏も同じではないか)。その上で、イデオロギー的な応酬に陥ることなく穏やかに対話を(主として村上が坂本の怒りや焦燥に寄り添う形で)進めているところに、二人の関係の老成を見た。ともあれ、主張の共通点と相違点が明瞭なので、気持ちよく読める一冊であった。
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同じ時代を生きた友達と久しぶりにお話しするというのは楽しい。 そういう、場面に出くわして盛り上がってるおじさんたちの話を公然と盗み聞き?できるこのての対談は読んでて心地いい。 最近の対談と、1998年くらいの対談もはいってる。 時代背景とか懐かしいなぁ・・・ 当時は自分的にはどん底の時代だったけどw
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