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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2013/03/25 |
| JAN | 9784000258845 |
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
いゃ〜、面白い短編小説集だった。200ページ程度の本に、21編の短編小説が収められている。更に、門内ユキエさんの素敵な挿絵もふんだんに収載されており、平均すると、1編が8ページ程度の、本当に短い小説の集まり。 どれも味のある小説ばかりだけれども、私の好みをあげれば、「キューバから...
いゃ〜、面白い短編小説集だった。200ページ程度の本に、21編の短編小説が収められている。更に、門内ユキエさんの素敵な挿絵もふんだんに収載されており、平均すると、1編が8ページ程度の、本当に短い小説の集まり。 どれも味のある小説ばかりだけれども、私の好みをあげれば、「キューバからの二通の手紙」「一番よく守られている秘密」などの少し洒落た小説と共に、「アフリカの流儀」「アミーナの買い出し」「父祖の地への旅」といった、主人公のパートナー(たぶん、作者の実際の妻がモデル)であるアミーナの祖国であるウガンダでの姿を描いたものだ。 特に、主人公が初めて、アミーナのウガンダへの里帰りについて行く「アフリカの流儀」が好きだ。私の妻はタイ人、私がタイで勤務していた時に知り合い結婚した。妻はタイでもバンコクではなく、地方、それも相当に田舎の出身だ。この小説を読んで、私が初めて妻の里帰りに付き合った時のことを思い出した。アフリカに流儀があるように、タイの田舎にはタイの田舎の流儀があり、その中で生き生きとしている妻の姿を見るのは、悪くないなと感じたことをよく覚えている。 この小説集は、ANAの機内誌「翼の王国」に連載されていたものを単行本にしたもの。そういう本に連載されていた小説なので、読むと旅行に出かけたくなる。
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メインイベントではないけれど心に残る、旅の醍醐味を切り取ったような旅行記 及び アフロ・ブラジルについての短編集。最初のインパクトのせいかと思ったけど、思い返してみても1本目のイタリア旅行が別格に素敵だなぁ。全世界を満遍なく行くのかと思ったら、驚異のアフロ・ブラジル率(およびその...
メインイベントではないけれど心に残る、旅の醍醐味を切り取ったような旅行記 及び アフロ・ブラジルについての短編集。最初のインパクトのせいかと思ったけど、思い返してみても1本目のイタリア旅行が別格に素敵だなぁ。全世界を満遍なく行くのかと思ったら、驚異のアフロ・ブラジル率(およびその辺り)。ANAの一押し旅行先なのかしらん。
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※このレビューにはネタバレを含みます
行ったことがあるのは、冒頭のシスティーナ礼拝堂だけ。でも、その描写の確からしさから、他のアフリカや中南米諸国の描写も定めしこの様なものなのだろうと推測できる。 息子がケニアとのハーフ芸人とのこと。アミーナとの話に限らず、作者の実体験が反映されているのだろう。 旅がしたくなるし、絵もいいなと思ったら、ANAの翼の王国に連載があったらしい。
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