商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/03/01 |
JAN | 9784101304540 |
- 書籍
- 文庫
妻の超然
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妻の超然
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商品レビュー
3.8
35件のお客様レビュー
「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」から成る。前ふたつは、共感できたりと面白かったが、作家の超然は難しかった。何度か読めば理解できるのかなぁ。
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「超然」たる姿勢が、3つの立場の物語で語られる。 『作家の超然』は哲学のよう。 絲山さんは五感が鋭く、それを字に起こせるのだろう。分かりやすくなくてよい、分かってくれなくてもよい、その間を翻弄させられる。でも書く作家も、読む私も移動の過程にあるのだから、それでいい。
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絲山さんの本は前にまとめ買いしたのでちょこちょこ読んでいるのだが、この手の「らしさ」というか毒が前面に出ている作品があんまり合わなくてつらい。なにかにつけ現れる不満、攻撃性が常に読書のテンションを下げてくる。 巨人戦は負けた時の悔しさが尋常じゃないから見に行きたくないとかものすご...
絲山さんの本は前にまとめ買いしたのでちょこちょこ読んでいるのだが、この手の「らしさ」というか毒が前面に出ている作品があんまり合わなくてつらい。なにかにつけ現れる不満、攻撃性が常に読書のテンションを下げてくる。 巨人戦は負けた時の悔しさが尋常じゃないから見に行きたくないとかものすごくわかるし、「他人へのむきだしの善意と、社会へのむきだしの悪意」への不安、「その全てを見ていたいと思う」とか面白いと思うところはどの短編にもあった。妻の超然が敗北するところなどはやっぱり見事だなと思うけど、物語に回っている毒に疲れてしまうのが印象として強い。
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