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使者と果実
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使者と果実

梶村啓二【著】

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使者と果実

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2013/02/22
JAN 9784532171193

使者と果実

¥1,760

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2022/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大戦前の満洲国ハルピンで出会ったある男女の物語が語られる。ヨーロッパの香りのする優雅な街並みと暮らし、全編に流れるクラシック、忍び寄る軍靴の足音、ヴェネチアの貴婦人と呼ばれるチェロ、いろいろな要素の混じった非日常が美しい描写とサスペンス混じりにページを捲る手が離せませんでした。タダシが悠一に語った晩年の物語が悲しかった。ヴェネチアの貴婦人の次の時代の行方に悠久の時を感じた。このチェロはずっと昔から人々の喜び悲しみ怒り憎しみ、あらゆる感情を見ながらまた未来にいろんな人と出会うのだろうと思うと一人の人間の一生の一瞬の輝きを思ってしまいました。雅行、奈津夫妻はどうなってしまったのか気になります。面白かったです。

Posted by ブクログ

2016/10/16

哀しい話だ。タダシはブエノスアイレスで彼女の幻影と暮らしていたんだ。彼女は来なかった。いや来れなかったんだ。チェロは彼女の代わりだった。

Posted by ブクログ

2013/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

素晴らしい恋愛小説だった。 時代を行きつ戻りつしながら、そして満州、ベルリン、ブエノスアイレスという土地を交えながら、その時代や場所をを横断するように存在するチェロとそれに寄り添うタダシ。マゴエもまた、この歴史に埋もれてしまうような一つの小さな恋愛を記憶するものとして重要な証言者となっている。 秀逸だったのは、ただしと奈津の恋愛がもちろん主題なんだが、そこにチェロがあるということだ。300年存在していたチェロが。このチェロは様々な人々に触れられてきたんだろう。そして、タダシが死んだ後、このチェロの物語は悠一に受け継がれる。物語の終盤、ペネロペとの淡い恋物語が始まる予感を読者に感じさせるのだ。 一つの恋に生きたタダシ。輝かしい官吏としての将来も、奈津との素晴らしい未来も得ることができなかったのは、チェロを盗んだ罪か、それとも時代のせいか。奈津と雅之の顛末に全く触れていないところがさらに素晴らしい。雅之との人生を選んだのか、無理矢理雅之に連れられ、終生タダシのことを想いながら生きたのか... 音楽も様々な場面で重要な役割を果たしている。古城が一つ買えてしまうというほどのチェロを盗むというミステリーを交えながら、繊細な文章で物語は進んでいく。 非常に面白い、そしていつかまた読み返したい本であった。 映画化されないかな。ベルリンの舞踏会でタダシと奈津が踊るシーンなんかは素晴らしいクライマックスになりそうだ。

Posted by ブクログ

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