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出星前夜 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2013/02/06 |
| JAN | 9784094087963 |
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出星前夜
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出星前夜
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商品レビュー
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島原の乱を描いた大叙事詩。 飯嶋和一にハズレ無しと言われるが、初めての飯嶋作品。 濃厚かつ重厚な歴史ドラマに自分の浅はかな知識が恨めしく思えた。 寛永14年(1637年)、突如として島原を襲った傷寒禍(伝染病)が 一帯の小児らの命を次々に奪い始めた。 有家村の庄屋・鬼塚甚右衛門...
島原の乱を描いた大叙事詩。 飯嶋和一にハズレ無しと言われるが、初めての飯嶋作品。 濃厚かつ重厚な歴史ドラマに自分の浅はかな知識が恨めしく思えた。 寛永14年(1637年)、突如として島原を襲った傷寒禍(伝染病)が 一帯の小児らの命を次々に奪い始めた。 有家村の庄屋・鬼塚甚右衛門は旧知の医師・外崎惠舟を長崎から呼ぶが、 代官所はあろうことかこの医師を追放。 これに抗議して南蛮人の血を引く寿安を中心とした少年数十名が 村外れの教会堂跡に集結した。 折しも代官所で火事が発生し、代官所はこれを彼らの仕業と決めつけ 討伐に向かうが、逆に寿安ら少年たちの銃撃に遭って 9人が死亡、4人が重傷を負う事態に。 松倉家入封依頼20年、無抵抗を貫いてきた旧キリシタンの土地で起こった、 それは初めての武装蜂起だった。 まず、歴史的背景がわかってないと全くついていけない内容である。 如何に島原の乱が起こったのか、それが丁寧に描かれている。 フィクションとは言え、史実に基づき描かれた内容、 それはもう、地獄以外の何物でもなかった。 結局、いつの時代においても、どの国においても同じことである。 勝者がいて敗者がいる結末には決してならないということ。 そして両者共大義を掲げるが、それが必ずしも正しいというわけではないこと。 迫害され続け、異常なまでの年貢を課せられた島原南目の各村の村民たち。 そんな中、キリシタンに返り咲き戦うことを決意する。 それは村民たちを守るため、明らかにおかしい政治に否を突きつけるため、 そんな正義の為に立ち上がった筈なのに、 あるタイミングからそれは狂ってくる。 歴史の授業で学ぶ限りでは、当初の幕府側と同じ見解であった。 農民たちが貢税に歯向かうただの蜂起だと。 だが、そんな実際は勿論単純明快なものではなく 歴史に刻まれた根深いものが爆発した結果なのである。 そしてさも島原の乱の主役として知られている天草四郎も この作品においては脇役、というよりもむしろ掻き乱す役回り。 ある意味、よりミステリアスに、 そして嘘くさく描かれているような気さえもした。 島原の乱へと発展するまでの第一部はかなりの読み応えだったが、 第二部に突入してからは戦乱描写がひたすら続き、 それもどこか俯瞰した表現で淡々と描かれていくさまが どうにも不気味に感じ、より恐怖を感じた。 登場人物の多さに戸惑うし、いわゆる戦国時代の専門表現も多く、 読み進めるのに非常に苦労するので、 歴史的背景含め、ある程度の知識を身につけてから読むのがオススメ。 悲劇でしかない物語ではあるが、 その中でも一筋の希望があったことは救いであった。
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島原の乱について、学校では単純に抑圧されたキリシタンの反乱と教えられたがそんなに単純なものでは無いと判った。 藩主が分不相応な家臣団を持ったため、年貢を倍以上取り立てられながらもキリストの教えにより逆らわずにいた島原や天草の地。だがそれも限界になり武装蜂起となる。 ちょっと無抵抗...
島原の乱について、学校では単純に抑圧されたキリシタンの反乱と教えられたがそんなに単純なものでは無いと判った。 藩主が分不相応な家臣団を持ったため、年貢を倍以上取り立てられながらもキリストの教えにより逆らわずにいた島原や天草の地。だがそれも限界になり武装蜂起となる。 ちょっと無抵抗主義にも程があるし共感は出来ない。武装蜂起後も今一つ目的不明で人間臭くはあるが味方も敵もだらし無い。 またキリストの殉教とは逆らわずに死ぬ事とされているので島原の乱を起こしたキリシタンは殉教では無いらしい。何だかそれも馬鹿馬鹿しい。 物語の主題が自分に合わなかったが、小説としては面白かった。
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島原の乱のお話 以下、公式のあらすじ ---------------------- 寛永14年(1637)、突如として島原を襲った傷寒禍(伝染病)は、一帯の小児らの命を次々に奪い始めた。有家村の庄屋・鬼塚甚右衛門は旧知の医師・外崎恵舟を長崎から呼ぶが、代官所はあろうことかこの医...
島原の乱のお話 以下、公式のあらすじ ---------------------- 寛永14年(1637)、突如として島原を襲った傷寒禍(伝染病)は、一帯の小児らの命を次々に奪い始めた。有家村の庄屋・鬼塚甚右衛門は旧知の医師・外崎恵舟を長崎から呼ぶが、代官所はあろうことかこの医師を追放。これに抗議して少年ら数十名が村外れの教会堂跡に立てこもった。 折しも代官所で火事が発生し、代官所はこれを少年らの仕業と決めつけ討伐に向かうが、逆に少年らの銃撃に遭って九人が死亡、四人が重傷を負った。 松倉家入封以来20年、いっさいの抵抗をしてこなかった旧キリシタンの土地で起こった、それは初めての武装蜂起だった‥‥。 ---------------------- 読み始めは江戸時代のパンデミックの話かと思ってたけど、立てこもる少年達のあたりで「これは島原の乱か?」と思い至る 島原の乱と言えば、天草四郎が率いた宗教一揆と思っていたけど それはあくまで幕府側の残した歴史認識であって 実は重税と圧政に苦しめられた農民達の一揆が主体であり その背景には宗教弾圧があり、またキリスト教の「耐える」という教えの最後の箍が外れた事で起こったという解釈になっている キリスト教はうまく使えば民衆に耐えさせる道具にもできるけど その結果、却って手痛いしっぺ返しを食らったというものですね 普通の一揆と違って、途中からは殉死する事が目的にもなり 結局は死兵となってしまったというのは、支配者層の無能エピソードだよなぁと思う ただ、この島原の乱はキリスト教として殉教とはされていない 何故なら、耐え忍ぶというキリスト教の教えに従っていないから やはり、遠藤周作の「沈黙」でも語られていたけど、キリスト教も日本に入ってきた時点で、どれだけ忠実に教義を守ろうとしても土着の思想と融合して、まったく異なる宗教になっている気がする それにしても、蜂起勢を鎮圧するために何万もの軍勢を数ヶ月養える物資があるにもかかわらず そうなる前になぜもっと早く救ってやれなかったのかという矛盾がある まぁ、江戸表への報告と統治の実態の差異のせいではあるんだけど 幕府の中央の方では本当はどんな認識だったのかね? それはそうと、「黄金旅風」の主人公、長崎代官末次平左衛門も結構活躍している 蘭学の医療を学んだ外崎恵舟とのやり取りでも、ひととなりが伺い知れるエピソードなどあって嬉しい 先々の事まで見据えた上で、民のために現状対策を行えるのは為政者として優れているよなぁ あと、立花宗茂もおじいちゃんになって登場している 戦国無双とかで名前を知ってる程度ですけど、こんなに長生きしてたんですねぇ そして、タイトルの意味 星とはあの人の事であり、そうなった経緯 そして、同じ道を選んでいたら辿ったであろう人たちの終焉がこの物語なのですね その医者は実在した人のようで 出自など辻褄をあわせる形で物語の設定に組み込んでるようだ この話、どこまで史実なんでしょうね?
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