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消えた将校たち
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消えた将校たち
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商品レビュー
4.4
7件のお客様レビュー
1. はじめに - 本書は、カティンの森でのポーランド軍捕虜の虐殺事件に関する詳細な記録を提供している。 - 事件は、第二次世界大戦中にソ連によって行われたものであり、ポーランドにとっては重大な歴史的な傷である。 2. カティンの森虐殺事件の背景 - 1939年、ポーランドはド...
1. はじめに - 本書は、カティンの森でのポーランド軍捕虜の虐殺事件に関する詳細な記録を提供している。 - 事件は、第二次世界大戦中にソ連によって行われたものであり、ポーランドにとっては重大な歴史的な傷である。 2. カティンの森虐殺事件の背景 - 1939年、ポーランドはドイツとソ連に侵略され、国の領土が分割された。 - 捕虜となったポーランド軍人の多くは、ソ連の捕虜収容所に送られた。 - 約25万人のポーランド軍捕虜がソ連に捕らえられ、その中で約1万5千人の将校が行方不明となった。 3. 捕虜の行方と運命 - 捕虜の中の約8,300から8,400人の将校を含む1万5千人ほどが完全に行方不明となった。 - ソ連当局は、捕虜の多くを秘密裏に処刑したとされる。 - 行方不明者の家族からの問い合わせが多数寄せられたが、ソ連当局からの返答はなかった。 4. 調査と証拠の収集 - 事件に関する調査は、ポーランド政府や国際機関の要請により行われた。 - 1943年、ドイツ側がカティンの森での発掘を行い、遺体が発見された。 - ポーランド人による調査団も派遣され、遺体の数を確認し、証拠を収集した。 5. ソ連の責任と国際的な反応 - ソ連は事件の責任をドイツに押し付けようとしたが、証拠はそれを否定していた。 - 国際的な世論は正義を求め、ポーランドの捕虜が銃殺されたことが広く認識されるようになった。 6. ニュルンベルク裁判における事件の扱い - ニュルンベルク裁判で、カティンの虐殺事件は重要な論点となった。 - ソ連は事件についての詳細な証拠を提出せず、責任を回避しようとした。 - ポーランド側の証拠や証人の呼び出しがなかったため、事件の真相は明らかにされなかった。 7. 結論 - カティンの森での虐殺は、ポーランドの歴史における重大な悲劇であり、現在でもその影響は色濃く残っている。 - 本書を通じて、歴史的事実とその影響について再評価し、記憶を保持する重要性が強調されている。 8. 謝辞 - 本書の執筆にあたり、多くの協力者や研究者の支援に感謝の意が表されている。 - 亡くなったザヴォドニー氏への哀悼の意が込められている。
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5月に同じくみすず書房から本書の解説を書かれている根岸隆夫氏の『カチンの森』が出版されて、この時期(ロシアのウクライナ侵攻)だからか、と思った。 ナチスドイツに英仏が宥和政策をとったようにソ連の虐殺行為にも連合国側は目を瞑ったわけで、戦争中に起こる出来事に直面したら、敵でも味方...
5月に同じくみすず書房から本書の解説を書かれている根岸隆夫氏の『カチンの森』が出版されて、この時期(ロシアのウクライナ侵攻)だからか、と思った。 ナチスドイツに英仏が宥和政策をとったようにソ連の虐殺行為にも連合国側は目を瞑ったわけで、戦争中に起こる出来事に直面したら、敵でも味方でもまず誰も助けてはくれないと思ったほうがよいのだろうな。 どっちが良い者でどっちが悪者で、とかではなくとにかく戦争はしてはいけない。それだけ。
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どんなてをつくしたスリラーより、こんな怖い話があるだろうか。 1人殺しても、刑法で裁かれる世の中と信じて来たのに、国の法体制の中で整然と歴然と25000人の将校、知識階級を殺害した加害者たちは国の熱い保護の下で栄誉を受けた。 西側の証言のみで記されたこの凄い記録、1962年当時...
どんなてをつくしたスリラーより、こんな怖い話があるだろうか。 1人殺しても、刑法で裁かれる世の中と信じて来たのに、国の法体制の中で整然と歴然と25000人の将校、知識階級を殺害した加害者たちは国の熱い保護の下で栄誉を受けた。 西側の証言のみで記されたこの凄い記録、1962年当時のモノだが、今では陽の目を見る事件として知られている。 カチンの森で9層にも12層にも重ねて「処理された」屍体に口がないから真実は何処までもソ連のみが握ったまま。。このままで終えていいのか、ナチス・ヒトラーが為したドイツの所業の行為は広く世に知られて今も解明が進められている・・が数こそ、殺されたユダヤ、ジプシーの数より少ないといえ、内容は隠されたままで許されるものでは決してない。 それが今もウクライナ侵攻を「正義の元」の嘘とプロパガンダで塗り固められた旗印の下で堂々と展開している・・しかも国際連合では常任理事国すら降りようとはしない。 子供に正義を教えられないのが地球か・・暫く、いや永久に心が凍ってしまいそうだ。
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