1,800円以上の注文で送料無料
乙女の密告 新潮文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-01

乙女の密告 新潮文庫

赤染晶子(著者)

追加する に追加する

乙女の密告 新潮文庫

374円

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/12/25
JAN 9784101273518

乙女の密告

¥374

商品レビュー

3.8

55件のお客様レビュー

レビューを投稿

みんなの感想まとめ
  • 乙女大学生の葛藤
  • アンネの日記との邂逅
  • 現代社会の同調圧力
  • 歴史と噂の交錯
  • 人間関係の複雑さ
  • 心の叫びと解放
  • スピーチコンテストの挑戦
  • 芥川賞受賞の感動作
  • 軽やかな文体とユーモア
  • 過去の悲劇と向き合う

テーマは、歴史の重みと現代の人間関係の複雑さを交錯させた物語です。主人公のみか子が、スピーチコンテストの課題『アンネの日記』を通じて、過去の悲劇と向き合いながら、現代の大学生活に潜む告げ口や同調圧力に翻弄される様子が描かれています。ナチスの迫害と女子大生の軽い噂話がリンクしていく様は、普遍的な人間の性を考えさせられる斬新な切り口です。

文章は軽やかでリズミカル、ユーモアも散りばめられており、短いページ数ながらも一気に読み進められます。特に、ラストシーンではみか子がアンネの言葉と同化していく姿が印象的で、彼女の心の解放や絶望が巧みに表現されています。歴史的な背景と現代の社会問題を織り交ぜながら、読者に深い思索を促す一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

重たいテーマを、ユーモラスな筆致で書いた小説であり、そこは賛否あると思うが、個人的には良かった。アンネ・フランクの境遇を、女子大生達の告げ口というスケールの違うものにリンクさせることに対して、忌避感がないといえば嘘になる。しかし、アンネを名前を持ったユダヤ人として「密告」するラストには、アンネをメタファーとしてではなく、自分たちとは異なる一人の個人と捉えなければならないという強い意志を感じた。非当事者の視点でしか書けない小説だと思う。貴子を「女王」の比喩ではなく、「タカコ」として呼ぶ教授も印象的だった。 とはいえ、アンネがメタファーではなく一人の個人であるなら、「密告者」のメタファーを自分に当てはめるのはよいのか? というところが腑に落ちない。

Posted by ブクログ

2026/06/12

図書館で借りて1時間かからずにさらっと読みました 芥川賞の本らしい。 アンネフランクの日記は小学校の頃さらった記憶はあるけれど、ほとんど覚えていなかったなぁ 要素としてはドイツ語、アンネフランク、乙女 実際に今ドイツ語を履修しているけど、あんまり共感できるところはなかった印象が...

図書館で借りて1時間かからずにさらっと読みました 芥川賞の本らしい。 アンネフランクの日記は小学校の頃さらった記憶はあるけれど、ほとんど覚えていなかったなぁ 要素としてはドイツ語、アンネフランク、乙女 実際に今ドイツ語を履修しているけど、あんまり共感できるところはなかった印象があります。乙女の園の中の阻害感こわ……

Posted by ブクログ

2026/05/24

2010年芥川賞受賞作品 アンネ・フランクのオマージュと呼ぶにふさわしいタイトルと見事な構造の小説だ。 『アンネの日記』を根底に物語は進んでいくが、意外にも語り口は「乙女たちは〜のである」とコミカルでスポ根漫画のような一面もあり読みやすい。ページ数も102ページ程のボリュームな...

2010年芥川賞受賞作品 アンネ・フランクのオマージュと呼ぶにふさわしいタイトルと見事な構造の小説だ。 『アンネの日記』を根底に物語は進んでいくが、意外にも語り口は「乙女たちは〜のである」とコミカルでスポ根漫画のような一面もあり読みやすい。ページ数も102ページ程のボリュームなので隙間時間に一気読みするのに丁度良い。 興味を惹かれたのはアンネの日記とリンクしているところ。女子大生の軽い告げ口がホロコーストの密告と繋がっていく様はお見事としか言いようがない。乙女達の華やかな女の園のイメージが一変し、黒い噂を機にヒソヒソと犯人捜しが始まる。いつの間にか、かつてのナチスのような集団心理、同調圧力が相互監視や密告社会を作り上げていくという生温い居心地の悪さに背筋がゾクッとさせられた。 印象的だったのは、みか子のラストスピーチのシーン。完璧な暗唱のなかで名前を叫び、アンネの世界と同化していく彼女の姿は、全体社会に完全に取り込まれた「絶望」なのか。それとも、心だけは操り人形にならないという精神の解放なのか?最後の解釈が難しく、今も謎として心に残っている。 日常のすぐ隣にある恐怖を浮き彫りにした、芥川賞らしい作品とも思えた。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました