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終わりの感覚 新潮クレスト・ブックス
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終わりの感覚 新潮クレスト・ブックス

ジュリアンバーンズ【著】, 土屋政雄【訳】

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終わりの感覚 新潮クレスト・ブックス

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/12/21
JAN 9784105900991

終わりの感覚

¥1,870

商品レビュー

3.6

62件のお客様レビュー

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2024/09/17

「追憶のスモールタウン」に続いてこちらも、初老の男性が過去を回想する物語。やはりブクログメンバーの本棚でみつけて表紙に目をとめた。 話は高校大学、その後の回想と続く。早熟な学友エイドリアン、恋人だったベロニカ、離婚したけど妻とは仲良しだし娘や孫ともいい距離感の引退生活だ、で終わ...

「追憶のスモールタウン」に続いてこちらも、初老の男性が過去を回想する物語。やはりブクログメンバーの本棚でみつけて表紙に目をとめた。 話は高校大学、その後の回想と続く。早熟な学友エイドリアン、恋人だったベロニカ、離婚したけど妻とは仲良しだし娘や孫ともいい距離感の引退生活だ、で終わり、ああ、そうですか、それはそれは。何か男性の回想って、いやいや男性とくくってはいけないか、しかしう~んその雰囲気、ちょっとなんかなあ、と微妙な感じ。しかしまだ半分だ。 そして二部は今。なんとベロニカの亡母から私に500ポンドとケンブリッジ在学中に自殺したエイドリアンの日記を遺贈するという手紙を受け取る。なぜに? 長らく連絡をとってないベロニカと連絡をとろうとするも、なかなかうまくゆかない。そしてベロニカは車いすの若い男性を世話している。そして私は気づく。いやいや、これはなんだ。当人はともかく結果としての果実は・・  しかし、あれっ、ここまできて、ここの気づきに既視感。この関係、何かをネタにしているか? と思いきや、ブクログの感想をみると、映画化されたとあった。ああ、思い出した。「ベロニカとの記憶」という題名でシャーロット・ランプリングが出ているのでレンタルで見て、ブクログに感想も記していた・・ なんと。 本では、最初の方、高校時代のエイドリアンと私を含めた凡庸な3人組との学校生活は生き生きと感じる。最初19世紀か?とも思ったが、カミュを読み、大学での恋人ベロニカには、レコード棚からサウンドトラックの「男と女」を隠し、しかしビートルズ、ストーンズはまだしも、ホリーズ、アニマルズ、ムーディーブルースに冷たい一瞥をくらう、の描写があり、ああ60年代末あたりなのか、と分かる。  小説は2011年刊、映画化は2017年。その映画の自分の記事をみてみると、「おめでたいお爺さんの話」とくくってある。・・すいません、そういう見方になってました。 映画にはストーンズの「Time is on my saide」に合わせて踊るシーンがある、とありこれは小説にもあった。小節ではエイドリアンが印象に残るが、映画では最後に出てくる年取ったシャーロット・ランプリングのベロニカしか覚えていない。 2011発表 2012.12.20発行

Posted by ブクログ

2024/08/20

感想 恋と死。始まりと終わり。人は生きているだけで誰かを傷つけてしまう。その事実に目をつぶって歩いていかなくてはいけない。最期の時まで。

Posted by ブクログ

2024/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブッカー賞受賞作。 知らない人の文章なのにまるで自分の人生を振り返っているような気がした。 なにより伏線回収が圧倒的だった。ただサスペンス小説じゃなくて恋愛小説としての結末が見たかった。 500ポンドを渡した理由はトニーの恋を終わらせてしまったことと友人を死なせてしまったことに対する謝罪だったのか。

Posted by ブクログ

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