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宗教はなぜ必要なのか 知のトレッキング叢書

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
発売年月日 | 2012/12/14 |
JAN | 9784797672428 |
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宗教はなぜ必要なのか
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第一章: 人は死ぬから宗教を求める - 人間の弔いの行為: 死を迎えることが人間特有の行為であり、これが宗教への求めとつながっている。 - 日本古代の葬法: 古代日本における葬法の特徴や、原始神道における死後の世界の考え方。 - 古代人と現代人の宗教性の比較: 古代人は現代人より...
第一章: 人は死ぬから宗教を求める - 人間の弔いの行為: 死を迎えることが人間特有の行為であり、これが宗教への求めとつながっている。 - 日本古代の葬法: 古代日本における葬法の特徴や、原始神道における死後の世界の考え方。 - 古代人と現代人の宗教性の比較: 古代人は現代人よりも宗教的であったという見解の検証。 - 仏教の期待された役割: 仏教が日本に伝わった初期に期待された役割とその影響。 - 死の観念の変遷: 往生の考え方や末法思想の発展、源信の念仏信仰の紹介。 第二章: 宗教体験の魅力は大きい - 漱石の『門』に描かれた宗教体験: 夏目漱石の作品を通じて描かれる宗教体験の重要性。 - 教祖と宗教体験: 教祖が本物かどうか、その宗教体験の価値の検討。 - イニシエーションとしての体験: 宗教体験が修行や生涯を通じての成長に関わること。 第三章: ご利益もなくてはいけない - 呪術的な病気治し: 宗教が提供する治癒の力とその役割。 - 信仰と豊かさ: 信仰が豊かさをもたらすという考え方の広がり。 - 密教のご利益: 密教が日本の仏教界に及ぼした影響とその重要性。 - 偶像崇拝と信仰: 信仰の非合理性とその社会的な受容。 第四章: 宗教がなければモラルもない - 武士道の文化的背景: 武士道が持つ道徳観とその社会的意義。 - キリスト教と原罪: キリスト教における原罪の概念の解説とその影響。 - ユダヤ教と法の宗教: ユダヤ教が持つ法的側面とその倫理観。 - 共同体のモラル: 共同体としてのモラルの形成とその宗教的背景。 第五章: 神が究極の親であるならば - 多神教の多様性: 日本の多神教の特徴とその宗教的意義。 - 親の重要性: 神が親としての役割を果たすことの意味。 - 社会におけるモラルの形成: 無宗教であってもモラルが成立する背景の考察。 あとがき - 宗教の必要性: 現代社会における宗教の役割とその意義についての再考。 - 著者の経歴: 島田裕巳の背景と宗教学者としての貢献。
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この本による、宗教が必要な理由は、「モラルの獲得のため」といえると思います。 その他に、宗教に付随する「死生観」とか「ご利益」「宗教体験」は、大雑把な言い方をすると、おまけ、ということになると思います。 ちなみに、日本人は「無宗教」と言う人が多いと思いますが、何かの本で、...
この本による、宗教が必要な理由は、「モラルの獲得のため」といえると思います。 その他に、宗教に付随する「死生観」とか「ご利益」「宗教体験」は、大雑把な言い方をすると、おまけ、ということになると思います。 ちなみに、日本人は「無宗教」と言う人が多いと思いますが、何かの本で、「先祖を敬う心」が、宗教的な役割を果たしている、と聞いたことがあります。 また、この本にもあるように、日本人は、稲作を共同で行ってきた歴史を持つため、「みんなで協力せざるを得ない」中で長く暮らしてきた結果、和を尊ぶ精神を身につけざるを得ず、それが、ある種の宗教として機能し、モラルの獲得に寄与した、とのことです。 そう考えると、日本人の宗教は、先祖や祖先という「縦のつながり」と、地域の共同体という「横のつながり」を大切にする精神を発端とする、といえる気がします。 ただ、いずれのつながりも、薄れつつあるようには思いますが。
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図書館でたまたま手にしたのですが、自分はなぜ「宗教はなぜ必要なのか」を必要としたのか?と改めて考えました。このところ立て続けに「平成史」とか「商店街はなぜ滅びるのか?」とか読んで自分の立っている地盤みたいものの底が抜けていく感覚を必死に理解しようとしたりしているのですが、そんな気...
図書館でたまたま手にしたのですが、自分はなぜ「宗教はなぜ必要なのか」を必要としたのか?と改めて考えました。このところ立て続けに「平成史」とか「商店街はなぜ滅びるのか?」とか読んで自分の立っている地盤みたいものの底が抜けていく感覚を必死に理解しようとしたりしているのですが、そんな気分がこの本を呼んだのかもしれません。アラブの春がイスラムの伸長に繋がっているというTV番組を見たのも影響しているのかも。「セム的一神教」の支配力の強い世界に対して、絶対的な存在にすがらないでもすむ社会を作り上げてきた日本人は「無宗教のモラル」を保ち続けられるのでしょうか?
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