商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/12/14 |
JAN | 9784062774369 |
- 書籍
- 文庫
血霧(下)
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血霧(下)
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商品レビュー
3.5
18件のお客様レビュー
上巻で怪しいなと思っていた人物の1人が脳死状態になってしまう。 さらにケイが面会した受刑者や、今後のシリーズにも登場するだろうと思っていた人物も殺害されてしまう。 怪しいと思っていたもう1人に一連の殺人は不可能だし、どう収束するんだろうと読み進めると、犯人は上巻では気にも止めずに...
上巻で怪しいなと思っていた人物の1人が脳死状態になってしまう。 さらにケイが面会した受刑者や、今後のシリーズにも登場するだろうと思っていた人物も殺害されてしまう。 怪しいと思っていたもう1人に一連の殺人は不可能だし、どう収束するんだろうと読み進めると、犯人は上巻では気にも止めずにいた意外な人物で面白かったです。 そして、こんな殺害方法が現実に起こらないことを前作同様祈りたい気になりました。
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- ネタバレ
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何とも後味の悪い事件。というか、事件全般が非常に不快。 そもそもフィールディングが最初に出てきたとき、気は弱いけどまじめで誠実な男だったはず。 吹き出物の出やすい体質は最初からだったけど。 なのに、後出しの設定のクセがすごい。 少年の頃、年上の女性による性的被害者だったフィールディング。 相手の女性はそれにより逮捕され、刑務所内でフィールディングの子どもを産む。 成人し、家庭を持った後も、相手の女性と連絡をとり続けたフィールディング。 そのことが前作『変死体』で暴かれたフィールディングの秘密。 そして今作では、それも下巻になって突然にそれに続きができる。 一か所不自然なセリフが上巻にあったことは認める。 でも、それが犯人を示唆したものだというのなら、家族ってなんだろう? 血のつながりが全て? そして、犯人がジェイミーを殺した理由はわかるとして、キャスリーンを殺した理由がわからない。 最初からケイを陥れるつもりだったのも解せない。 ケイを事件に巻き込もうとしたのはジェイミーのひとりよがりな思い付きのはずだ。 だとしたら、犯人が事前にケイの名を騙ってキャスリーンと連絡をとっていたのは、どういうわけか? それらの謎が明かされないまま事件を終結させてしまったのは、読者として非常に消化不良。 それというのもまた、ルーシーが犯人の頭を撃って即死させちゃったからだ。 で、特におとがめなし。 この辺がすごくフェアじゃなくて嫌い。
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冷静に考えてみて、最後の最後に、今まで触れてもいなかった設定が出てくるというのは、ちょっとずるい。もっとも、その設定に至っての疑問点は既に記されていて、「どうやってまとめるんだろう?」と思っていたところに出てきた設定なので、完全に反則ということでは無いですけどね。もっとハッキリと...
冷静に考えてみて、最後の最後に、今まで触れてもいなかった設定が出てくるというのは、ちょっとずるい。もっとも、その設定に至っての疑問点は既に記されていて、「どうやってまとめるんだろう?」と思っていたところに出てきた設定なので、完全に反則ということでは無いですけどね。もっとハッキリと伏線を示したほうが良かったと思います。
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