商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | NTT出版 |
| 発売年月日 | 2012/12/01 |
| JAN | 9784757123045 |
- 書籍
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なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか
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なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか
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商品レビュー
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内容は題名の通りで、豊かな国と貧しい国を分けたものは何かということについて、主として経済政策面から説明しようとしたものである。 近代・現代的な意味での豊かさは、イギリスの産業革命から始まり、それが大陸ヨーロッパや北アメリカに広がることにより、まずは欧米が豊かになった。なぜ、イギリ...
内容は題名の通りで、豊かな国と貧しい国を分けたものは何かということについて、主として経済政策面から説明しようとしたものである。 近代・現代的な意味での豊かさは、イギリスの産業革命から始まり、それが大陸ヨーロッパや北アメリカに広がることにより、まずは欧米が豊かになった。なぜ、イギリスで最初に産業革命が起こったのかは、いまだに議論の対象であるが、イギリスでは、資本コストに対して、人的コストが高かったので、人手を節約するための技術が求められていたということは言える。産業革命時の発明、例えば、蒸気期間などは、多くの元手、すなわち、投資・資本を必要とするが、それによって人手を節約できるのであれば、投資としてペイする、すなわち、産業革命期の各種の発明や技術開発はリスクをとるに値するものだったのである。イギリス以外の国では、資本コストと人的コストの関係はそのようなものになっておらず、機械化するよりも、人海戦術でモノを作る方が安かったので、産業革命期の技術は自然に起こるような状況にはなかったということである。 イギリスの成功が、「自然に」大陸ヨーロッパや北アメリカに移動したわけではなく、4つの条件、国としての政策が必要であったと、筆者は書いている。①内国関税の撤廃と国内市場の統一(大きな市場の確立)②近代的な金融システム、すなわち、銀行システムの確立③対外関税の設置と国内の幼稚産業の保護④義務教育などによる、国民的な教育の実施、の4つである。欧米の国々は、基本的にこれらの政策をとったわけである。 日本がどうだったかの説明もある。日本は明治政府が、①と④の政策は導入したが、②は実際に機能した時期が遅く、③は諸外国との不平等条約により実現しないという状況であった。それでも、日本は産業革命期の欧米の発明を日本に導入するにあたり、独自技術を加えることにより、資本コストの削減にある程度成功し、したがって、欧米並みの成長率を達成したとされている。しかし、成長は欧米「並み」であり、それでは、欧米にキャッチアップすることは出来ない、それが、第二次大戦までの状況であった。戦後の日本は、通産省の産業政策により、鉄鋼や自動車や化学などの重化学工業に的を絞り、産業を育成しようとした。その際には、世界のトップレベルの技術を「そのままの形で」導入し、産業の世界的な競争力を実現したのである。それに加えて、上記の②③も実現できていた。重化学工業は成功し、そこで働く人たちの賃金を大幅に上げることとなる。そうやって豊かになった人たちの消費が、更に、重化学工業ばかりではなく、家電などに対しての投資を呼び込むという正のスパイラルが成立し、日本は戦後、欧米を大きく上回る成長を続けたのである。日本の大きな成長が止まったのは、オイルショックやバブル崩壊などが原因という説も多いが、結局は、世界経済自体が数パーセントの成長しか達成することが出来なかったことにより、先進国全体の経済成長率が下がったと筆者は説明している(先進国の中で、なぜ、日本の経済パフォーマンスが特に悪いのかについての説明は、本書ではなされていない)。 私の大学院での専門は人事管理である。人事管理が問題になるのは、歴史的には工業化の後であり、教科書で学ぶのは、アメリカの「科学的管理法」「フォーディズム」等からである。そこからの人事管理の流れをきちんと理解しようとすれば、背景として、産業革命以降の世界経済、特にアメリカと日本の経済を理解する必要があるだろうと考えて手に取ったのが本書であるが、なかなか興味深い話を読むことが出来た。
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GLOBAL ECONOMIC HIDTORY はじめに(湯沢威) 日本語版へのプロローグ 謝辞 第一章 大いなる分岐 ー「豊かな国」と「貧しい国」のルーツを学ぶ 第二章 西洋の勃興 ー最初のグローバル化 第三章 産業革命 ーなぜイギリスではじまったのか 第四章 工...
GLOBAL ECONOMIC HIDTORY はじめに(湯沢威) 日本語版へのプロローグ 謝辞 第一章 大いなる分岐 ー「豊かな国」と「貧しい国」のルーツを学ぶ 第二章 西洋の勃興 ー最初のグローバル化 第三章 産業革命 ーなぜイギリスではじまったのか 第四章 工業化の標準モデル ードイツをアメリカのキャッチアップ 第五章 偉大なる帝国 ―インドの工業化の挫折 第六章 南北アメリカ ―なぜ南北格差が生じたのか 第七章 アフリカ ーなぜ貧しいままなのか 第八章 後発工業国と標準モデル ー帝政ロシアと近代日本のキャッチアップ 第九章 ビッグプッシュ型工業化 ーソ連・戦後日本と東アジアの奇跡 エピローグ あとがき(眞嶋史叙) 文献案内 参考文献 索引
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極めてオーソドックスかつ類書に比べて簡潔に記載されている為、初めて経済学を学ぶ人や時間がない社会人向けに好適。 途上国にとっては貧困の罠から抜け出すための基本の書。グローバルヒストリーを理解したい人には格好の入門書だと思う。
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