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風はこぶ
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風はこぶ

青木奈緒【著】

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風はこぶ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/11/22
JAN 9784062178402

風はこぶ

¥1,650

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2017/03/08

青木奈緒さん、2002.11刊行(2005.11文庫化)の「動くとき、動くもの」は祖母幸田文が訪れた現場を辿る道であり、砂防の現場から自然と防災について考察した作品でした。今回、2012.11発行の「風はこぶ」を読みました。ドイツ語ぺらぺら、家づくりの仕事をしている吉居杏子34歳...

青木奈緒さん、2002.11刊行(2005.11文庫化)の「動くとき、動くもの」は祖母幸田文が訪れた現場を辿る道であり、砂防の現場から自然と防災について考察した作品でした。今回、2012.11発行の「風はこぶ」を読みました。ドイツ語ぺらぺら、家づくりの仕事をしている吉居杏子34歳が主人公、そして造園の専門家 杉崎和眞が物語に深みを与えています。人にとって家とは何か、住むとは、暮らすとは何か、地震による家の倒壊、家財の喪失などを目の当たりにしながら、新しい風に向かって生きて行く、そんな物語です。

Posted by ブクログ

2013/05/25

大手住宅会社から、小さな設計事務所に転職した照明コンサルト吉居杏子の恋愛物語。釣船のオーナーの六さん、彼女の祖母たちが活き活きと描かれている。『歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあわせを』という物語に登場する言葉が、この小説の隠れたテーマかもしれない。 中越地震で倒壊した祖母...

大手住宅会社から、小さな設計事務所に転職した照明コンサルト吉居杏子の恋愛物語。釣船のオーナーの六さん、彼女の祖母たちが活き活きと描かれている。『歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあわせを』という物語に登場する言葉が、この小説の隠れたテーマかもしれない。 中越地震で倒壊した祖母の家から見つけ出した、祖父の歌声が録音されているカセットテープ、結ばれなかた恋と結ばれようとするふたつの恋、小説としては構成上の甘さを感じる面もあるが、作者のたおやかな感性を感じることができる作品にはなっている。

Posted by ブクログ

2013/01/29

全体的に優しい流れの小説。 主人公、杏子の育った環境や家族、かかわっている人たちが皆、杏子を優しく見守っていて気持ちよく読み終えた。 最近、自然災害を取り入れた小説が多く、その部分が私個人としては残念。

Posted by ブクログ

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