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ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2012/11/24 |
| JAN | 9784152093387 |
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ファスト&スロー(上)
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商品レビュー
4.2
79件のお客様レビュー
あらゆる本で引用されてる古典なのでずっと気になっていて、いざ手に取って読んでみたが、いやはやなんとも素晴らしい。 SNS中毒、スマホゲーム中毒、フェイクニュース、陰謀論、ポピュリズム、トランプ現象など昨今の問題を理解する上で必読と言える。 ビジネス書では研究エビデンスを本文中に...
あらゆる本で引用されてる古典なのでずっと気になっていて、いざ手に取って読んでみたが、いやはやなんとも素晴らしい。 SNS中毒、スマホゲーム中毒、フェイクニュース、陰謀論、ポピュリズム、トランプ現象など昨今の問題を理解する上で必読と言える。 ビジネス書では研究エビデンスを本文中に盛り込むことが多いが、取ってつけたような形が多く、読みにくいし印象に残りにくい。その点、本書は項それ自体のテーマを裏付ける研究であるし、著者本人が考えて生み出した研究であるから固有のエピソードもあって面白い。 やはり一次情報は強い。 身近な人を思い浮かべると、システム1優位な人もシステム2優位な人も思い浮かぶ。 しかし本書の別の項の例を読むと、今度は同じ人であっても、THEシステム1的なあの人も、あの部分はシステム2的だな、などと思い出されたりする。 となると、単純にAさんはシステム1でばかり考える、といった評価はやはり短絡的だ。誰しもがコンディションや環境条件などによってシステム1と2をコロコロと使い分けていて、ただAさんの目立つ一面が1だったり2だったりして、私が偶然そこを頻繁に、ないし強く印象付けられているだけなのだろう。 プライミングに関する記述は非常に編集工学的だ。 自分の思考は、事前に何らかの形でインプットされた別の情報によって左右される、という事実が、自己という枠が非個体的であることに繋がる。 起きてすぐに耳にしたTVのある音楽フレーズが一日中頭に流れ続けたり、ふと広告から目に入った食べ物が食べたくなってランチ選びに影響したり、夢に見た内容がポジティブなものかネガティブなものかでその日のテンションが変わったり。 絶えず目から耳から肌から伝わってくる情報、更には養老孟司がいうような脳内で情報をグルグル回すことで生まれる情報もある。 こうして自分と他者、自分と世界の境目というのが非常に流動的で、液体同士が混ざり合うような構造をしていることが分かる。 文化資本の差が子供の人生に影響する度合は数値化しにくいが、プライミングの強力さを考えると相当な影響力だろう。 その一方で、平均への回帰の存在もまた良くも悪くも刺激的だ。 変数が少ないものや、直近の未来予測などには相関関係が大きくみられるのに対し、変数が増えるほど関係は薄くなり、運要素の大きい、確率の問題に収束していく。結果、平均へと回帰していくと。 生殖細胞のDNA組み換えの際のランダム性によって平均へ回帰し、身長が高い人同士が交配し続けても巨人にならないように、プライミングによる影響も、社会で求められるスキルの変化や、子どもの素質といった変数によって大いに回帰しうる。 SNSや悪書に触れる機会量が自分を毒していくことへの注意意識と、その逆に「結局そこまで悪いことばかりではない」という安心を同時に得られた一冊だった。
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「速い思考と遅い思考」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51755301.html
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原典としての価値はあるのだと思うが、いかんせん長すぎる。本を読むという行為のブロッカーになってしまい、メンタルに良くないので、スキップする判断をした。 この本に興味があるなら、まず「セルフトーク・マネジメントのすすめ / 鈴木義幸」あたりを読んでみることをお勧めします。たぶんそれ...
原典としての価値はあるのだと思うが、いかんせん長すぎる。本を読むという行為のブロッカーになってしまい、メンタルに良くないので、スキップする判断をした。 この本に興味があるなら、まず「セルフトーク・マネジメントのすすめ / 鈴木義幸」あたりを読んでみることをお勧めします。たぶんそれで申し分ないです。 さらに原典にあたって掘り下げていきたい場合に、さらに本書を紐解けばいいのかなと思います。
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