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世界の経営学者はいま何を考えているのか 知られざるビジネスの知のフロンティア
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世界の経営学者はいま何を考えているのか 知られざるビジネスの知のフロンティア

入山章栄【著】

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世界の経営学者はいま何を考えているのか 知られざるビジネスの知のフロンティア

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商品詳細

内容紹介 米国ビジネススクールで活躍する日本人の若手経営学者が世界レベルのビジネス研究の最前線をわかりやすく紹介したのが本書。世界と日本の経営学の考え方の違い、アメリカではドラッカーは誰も読んでいないなど、世界トップレベルのビジネス研究の「おもしろいところ」を厳選し、エッセイ風にわかりやすく紹介。紹介知的興奮と実践への示唆に満ちた全17章。
販売会社/発売会社 英治出版
発売年月日 2012/11/14
JAN 9784862761095

世界の経営学者はいま何を考えているのか

¥2,090

商品レビュー

3.9

212件のお客様レビュー

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2025/11/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

数年ぶりに再読。後に続く著書にてより広範な理論がカバーされているが、本書にしか書かれていない情報も多く、改めて楽しみつつ読んだ。定性研究中心のPhDという自分の立場に鑑みると、ややケーススタディ等が貢献できている範囲が少ないようにも思えるが、以下に記載した通り、「外れ値」の分析/理解を希求するのであれば、引き続き定性研究にも一定の価値はあると考える。Axiologyの観点では、所謂定性研究は物事の「理解」を希求するものであり、より広範な一般法則の解明を目指し物事を「予測」することを希求する定量研究中心の潮流とは少しその関心が異なる。互いの潮流の価値を疑う前に、その背後にある哲学に想いを馳せ、対話を続けていくことが極めて重要だということを改めて。 特に印象に残った箇所は以下 ・世界の経営学で重視されていることは、それぞれの企業の事情が違うからといって、「だから経営の一般法則を探求しても意味がない」と安直に思考を停止させてはならない、ということなのです ・すなわちベンチマーク調査の多くは、内生性を考慮できていないのです。あるいは、その企業は何か特殊な経営資産を持っていて、その条件があるからこそ経営効果が発揮されているのかもしれません。その場合は、モデレーティング効果が考慮されていないのです ・イノベーションのジレンマの考えがその本質をどちらかといえば経営者や企業幹部の認知の問題としてとらえているのに対して、コンピテンシー・トラップはその本質を組織の問題に求めている ・なぜ反証可能であることが重要なのでしょうか。それは、理論命題は反証が可能なときだけ、それが現実世界で正しいか正しくないかを実証分析できるからです ・そもそもRBVがトートロジーであるというのは、理論の世界においてそのコンストラクトの関係がトートロジーになっている、ということです。プリムとバトラーは、「理論の世界で生じている問題は理論の世界の中で解決されるべきである」と主張します。理論の世界で問題になっていることを、「実証の世界でデータがとれるから深刻な問題ではない」と主張するのは、根本的に社会科学における理論とは何かということをバーニーがわかっていないからだ、というのが二人の意見なのです ・他方で近年になって、従来の統計手法による研究が経営学にどこまで役に立っているのか、という疑問も提示されるようになってきました。それは、統計学とは根本的に「平均」の概念にもとづいた手法であり、そのことが経営学の目的になじまないこともあるのではないか、という疑問なのです ・しかし、もし経営学の目的がそもそもガウシアン統計ではとらえきれない「外れ値」の企業を研究するためのものであれば、そのような企業の内状を定性的に深く分析するケース・スタディーはやはり有用なはずです

Posted by ブクログ

2025/01/02

経営学者はドラッカーは読まないらしい。ドラッカーは名言、哲学であり、科学ではないから。まぁそうなのかもね。 最新の経営学研究動向の紹介的な。実務で応用できる話は少なく、学術的な話が多いかなぁ。経営学も科学で再現性を重視するというのは意外だったかも。 気になった用語、概念は以下...

経営学者はドラッカーは読まないらしい。ドラッカーは名言、哲学であり、科学ではないから。まぁそうなのかもね。 最新の経営学研究動向の紹介的な。実務で応用できる話は少なく、学術的な話が多いかなぁ。経営学も科学で再現性を重視するというのは意外だったかも。 気になった用語、概念は以下の様な事。 トランザクティブメモリー Who knows what  ホフステッド指数

Posted by ブクログ

2024/04/03

枕元に積んでありましたがようやく読みました。 経営学がまだ若い学問であり発展途上という事がよくわかりました。組織の記憶力の考え方が非常に面白かった。

Posted by ブクログ