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夢を与える 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2012/10/06 |
| JAN | 9784309411781 |
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夢を与える
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商品レビュー
3.4
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はじまりは、三十過ぎの女が、六年間交際している年下の、フランス人ハーフの男が切り出す別れ話に、絶対了承しないという意気込みを語るシーンから。女は避妊具に細工をして妊娠をし、結婚を迫る。それで生まれたのが、この話の主人公、夕子。「虹から生まれ落ちたかのような、現実離れして可愛らしい...
はじまりは、三十過ぎの女が、六年間交際している年下の、フランス人ハーフの男が切り出す別れ話に、絶対了承しないという意気込みを語るシーンから。女は避妊具に細工をして妊娠をし、結婚を迫る。それで生まれたのが、この話の主人公、夕子。「虹から生まれ落ちたかのような、現実離れして可愛らしい完璧な赤ん坊」だった夕子は、友人の紹介で始めた子供服のモデルから、スターチーズのCMタレントに起用される。夕子の成長とともに、毎年新しいCMが撮られ、夕子はスターチーズの「ゆーちゃん」として、国民が成長を見守る女の子となり、高校入学を機に、ブレイク。本格的に芸能活動を始めた夕子は、三年生の時に、初めての恋をする。 『激しく煌めく短い命』を読んで、なんとなく読み返したくなって、引っ張り出してきた古い文藝(2006年冬。20年前!)。当時もすごいものを読んだという気持ちになったが、今回も。その後綿矢さんの小説に出てくる、ぶっとんだキャラなんかは出てこなかったけれど、母の、父への執着とか、大人の世界に対して、子供が抱く好奇心なんかが、とてもリアル。勝手にアイドルにされてしまったけれど、夕子は、本当に素朴で、素直な、普通の女の子。大人の顔色を窺って、求められている虚像を演じながら、両親の不和に傷つく。男の子の気持ちが性欲に支えられているだけのものと、うっすらわかりながら、それでも自分を肯定してくれるものだと信じる、それで、相手の要望を飲んでしまう気持ちも、初めて恋した女の子としてとてもリアル。「ふしぎ、大好きなのにいつか逃げ出せる日を夢見てる。」 「夢を与える」側の人間は、夢を見てはいけない。つらく、重たい話だった。たんに、恋をしただけなのにね。中学時代の男の子との交流が、唯一安らぐシーン(『激しく煌めく短い命』の中学自体にも似た)。綿矢さん自身、自分で言われている通り、流行を追いかけ、恋バナに花を咲かせるような、ごく普通の子供だったんだろう。でも、大学生でこれを書いたなんて、やっぱ天才だな。
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初の綿矢りささんの作品 チャイルドモデルからブレイクして売れっ子になった女の子が落ちていく物語。 淡々と進んでいくようでどんどん惹きつけられていくストーリー展開がさすがだと思った。 あまりスッキリする終わりかたじゃなかったけど綿矢さんの他の作品も読んでみたいと思った。 多摩と夕子...
初の綿矢りささんの作品 チャイルドモデルからブレイクして売れっ子になった女の子が落ちていく物語。 淡々と進んでいくようでどんどん惹きつけられていくストーリー展開がさすがだと思った。 あまりスッキリする終わりかたじゃなかったけど綿矢さんの他の作品も読んでみたいと思った。 多摩と夕子の中学時代の絡み合いがなんだか堪らなく甘酸っぱくて胸の奥がこそばゆくって仕方なかった。 スキャンダルの後夕子には多摩に会わせてあげたかったけど会わせちゃダメだったんだろうなぁ。
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子役から活躍する容姿端麗な女性が堕ちていく。 なんかリアルというか…あるんだろうなこういうこと。 自分を投影して入り込むタイプではなく。 物語として純粋に面白い。 主人公はカワイソウだった。打算で「こうしなくては」という時も含めて、ずっと純粋だったのだろうと思う。 ラストだけ少...
子役から活躍する容姿端麗な女性が堕ちていく。 なんかリアルというか…あるんだろうなこういうこと。 自分を投影して入り込むタイプではなく。 物語として純粋に面白い。 主人公はカワイソウだった。打算で「こうしなくては」という時も含めて、ずっと純粋だったのだろうと思う。 ラストだけ少し物足りなく感じてしまった。 ほんの少しだけ。
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