風の海 迷宮の岸 十二国記 新潮文庫

小野不由美(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2012/09/29
• JAN: 9784101240541

商品レビュー

2024/06/02

戴国の行方不明になった麒麟のお話でした。

素直でとても子供らしい泰麒は可愛らしいなと純粋に思いました。
今までの麒麟と同じように成長できないことに悩んで家を恋しがる姿に心が痛くなりました。

景麒との関係性が良いですね。
泰麒の涙にオロオロしてしまう景麒に思わず笑いが…。
麒麟のお世話をする女仙が親のような気持ちで接する姿に共感してしまいます。

2024/05/28

どっぷり沼に
思わぬ景麒のツンデレも良かったけれど

泰麒がそうとは知らず王を求める意志に動かされるシーンは胸を掴まれたようだった
いてもたってもいられず突き動かされる衝動にページをめくる手が止まらず
残りページで魔性の子に繋がるかと思いきや、まだ泰麒を悩ませるストーリー
厳しく育てられた泰麒が女仙やサンシに甘やかされてるのも良かった
玉葉様のお見通し感や、女仙のなにがあろうと麒麟のためには一歩も退かぬ感もとても好き

2024/05/21

泰麒に麒麟のことをレクチャーする景麒に笑いました。
愛想もなく言葉もそっけない景麒が泰麒と交流する中で不器用な優しさを見せていくところがよかったです。

泰麒は天啓がないのに驍宗を王に選んでしまったと苦悩しますが、景麒はいつも言葉が足りませんね（笑）
申し訳ないと謝ってるあたり成長したんだろうけど。

あと悪ノリが過ぎて麒麟達にたしなめられる延王が可愛かったです。