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脂肪の塊(旧版) 岩波文庫
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脂肪の塊(旧版) 岩波文庫

ギ・ド・モーパッサン(著者), 水野亮(訳者)

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脂肪の塊(旧版) 岩波文庫

224

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1938/04/05
JAN 9784003255018

脂肪の塊(旧版)

¥224

商品レビュー

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57件のお客様レビュー

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2026/08/05

宗教や道徳さえも人間のエゴに利用されるのかと思った。 娼婦を蔑んでいた人たちは、自分たちが困ると彼女の善意や犠牲を求め、用が済めばまた冷たくなる。露骨に身勝手な人だけではなく、礼儀や身分や信仰を持つ人の中にも、同じ自己中心性がある。自分も彼らと無関係ではない。 頭の中でずっと彼女...

宗教や道徳さえも人間のエゴに利用されるのかと思った。 娼婦を蔑んでいた人たちは、自分たちが困ると彼女の善意や犠牲を求め、用が済めばまた冷たくなる。露骨に身勝手な人だけではなく、礼儀や身分や信仰を持つ人の中にも、同じ自己中心性がある。自分も彼らと無関係ではない。 頭の中でずっと彼女が一人で涙を流している。とてもとても綺麗に見える。それは私と同じほかの乗客たちの醜さを照らしている。皮肉だ。 何を受け取ったのか、まだきれいには言い表せない。ただ、読み終わってから深く刻み込まれたような感覚がある。いつか現実のどこかで、この小説を突然思い出す日が来る気がする。 充実した時間だった。

Posted by ブクログ

2025/12/09

外道どもの唄ですな。 その一言に尽きます。人間の持つエゴとヒエラルキー社会の醜さが書かれてます。スケープゴートとされた、ふくよかな娼婦ブールドシェイフだけが優しくまともであった。そしてタイトルが脂肪のかたまりって。

Posted by ブクログ

2025/10/03

あとがきにも書かれているが、とてもきれいにまとめられた、皮肉たっぷりのお話。 敗戦国として戦時中を生きる人々の、日々の苦しさと、愛国心と、虚栄心の対立をえがいている。修道女たちまでもがそれの一部になることも、興味深かった。神を信じているということがすべての人にとっての救いとなるわ...

あとがきにも書かれているが、とてもきれいにまとめられた、皮肉たっぷりのお話。 敗戦国として戦時中を生きる人々の、日々の苦しさと、愛国心と、虚栄心の対立をえがいている。修道女たちまでもがそれの一部になることも、興味深かった。神を信じているということがすべての人にとっての救いとなるわけではなく、その人を守る手立てでしか無いのだ。 ブール・ド・シュイフは裏切られたが、商人よりも伯爵よりも修道者より、誰よりも気高かった。

Posted by ブクログ

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