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私とは何か 「個人」から「分人」へ 講談社現代新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2012/09/15 |
| JAN | 9784062881722 |
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私とは何か
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商品レビュー
4.2
705件のお客様レビュー
本当の私はいない。様々な相手との間で分人が生まれる。心地よい分人、好きな分人を足場にその分人の構成比率を高めれば良い。 たとえいじめられたとしても、自分を愛されない人間と本質規定してしまってはならないとの言葉に勇気をもらった。 本当の自分、自分はひとつと思っている人はそこが汚さ...
本当の私はいない。様々な相手との間で分人が生まれる。心地よい分人、好きな分人を足場にその分人の構成比率を高めれば良い。 たとえいじめられたとしても、自分を愛されない人間と本質規定してしまってはならないとの言葉に勇気をもらった。 本当の自分、自分はひとつと思っている人はそこが汚されると苦しみが生まれる。 あくまでその時々の出来事に過ぎないのだ。 黒いシミが現れたとしても、シミを広げることはない。自分は多面的である。広い目でみれば良いのだと思った。
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自分の核なんてものは無くて、 分人の集合体に過ぎないとすると、 核がだめなら何をやってもだめだ、とはならず いくつかある分人の一つが、良くない状況を 作っていただけなんだと思える。 これからいくらでも修正できるんだと。 いじめや虐待の過去があっても、 分人の考え方があれば 「...
自分の核なんてものは無くて、 分人の集合体に過ぎないとすると、 核がだめなら何をやってもだめだ、とはならず いくつかある分人の一つが、良くない状況を 作っていただけなんだと思える。 これからいくらでも修正できるんだと。 いじめや虐待の過去があっても、 分人の考え方があれば 「自分は嫌われやすい人間だから‥」とか、 「この人は暴力を振るわないだろうか‥」と 思わずにいられる。 自分も過去の経験から、自分なんてと思うことが あるけど、現在の分人の比率は 当時のそれとは変わっているんだと知れば 少しは安心できるかもしれない。 数年にわたる変化に限らず、一日単位でみても 会社にいる自分、家にいる自分、 自分が心地よい方の分人を足場にすることを 大事にしたい。自分の全部は好きになれなくても どれか一つでも好きになれる分人があれば まずは良いんじゃない、と思えた。 同時に、他人もまた複数の分人の集合体であり、 自分が接することができるのは その中の一面にすぎないということになる。 自分にとっては嫌な人でも、周りの人には そうでないこともたくさんある。そのとき、 周りの人へ向けた分人まで批判はできない。 自分が口出しできるのは、 自分に向けられた分人だけ。確かに、納得。 「私たちは隣人の成功を喜ぶべき。 なぜなら、分人を通じて私たち自身が その成功に与っているから。 隣人の失敗には優しく手を差し伸べるべき。 なぜなら、分人を通じてその失敗は 私たち自身にも由来するものだから。」 この思考は、とても好きだと思った。 お互いに影響し合っているのなら、 綺麗事じゃなく、それもそうだな、と腑に落ちた。 無理なく人に優しくできたり、 寛容になれたりできる考え方だなと。 引きこもりは「消したい分人」を消滅させる行為。 出家は社会的分人を消し、 宗教的分人のみで生きるためのもの。 コスプレはフィクションの世界との分人化。 独裁政権時は統治がしやすいように 分人化の監視、禁書・焚書が行われてきた。 ストックホルム症候群は、 犯人との分人の肥大化によって起こるもの。 など、一つひとつの例がとても分かりやすいし、 こんなに色んなことに説明がつくのか!と 面白く読めた。 日常の色んな場面で使える考え方だろうから 平野さんの作品に限らずこれから本を読むとき、 「人分」という視点を取り入れてみるのは 面白そうだなと思った。
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誰かといるときの分人が好き、は必ず1度他者を経由している。 自分を愛するためには、他者の存在が不可欠だ。 あなたと一緒にいると、すごく好きな自分(分人)でいられる。 その好きな自分をこれからの人生でできるだけ沢山生きたい。 だからあなたがいてくれないと困ると思った。 ⇔ 愛とは、...
誰かといるときの分人が好き、は必ず1度他者を経由している。 自分を愛するためには、他者の存在が不可欠だ。 あなたと一緒にいると、すごく好きな自分(分人)でいられる。 その好きな自分をこれからの人生でできるだけ沢山生きたい。 だからあなたがいてくれないと困ると思った。 ⇔ 愛とは、相手の存在があなた自身を愛させてくれること。 その人と一緒にいる時の分人が好き。 もっとその分人を生きたい。 自分と互いにかけがえのない存在になり、お互いに愛しているとアピールしなくても互いの存在その物が一緒に居続ける理由になる。
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