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身体の時間 “今"を生きるための精神病理学 筑摩選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/09/15 |
JAN | 9784480015471 |
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身体の時間
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
精神病理の観点からさまざまの病態が整理されて提示され、すっきりとした形におさまっているように思う。精神の病が普通の人のこころのあり方と連続しているというイメージもつかみやすい。文章が流れるようで読みやすいとも感じた。
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野間俊一『身体の時間 〈今〉を生きるための精神病理学』筑摩書房、読了。「速さ」と「効率」が全てに要求される現代社会。未完了の時間にすぎない「今」への加重が、身体を疎外し、心の耐性に負荷をかける。 本書は、精神科医という立場から臨床例を取りあげ、「身体」が今をいきていることを考察する。著者は、時空間と身体性の視点からその病根を探究する。身体性を軽視し情報のみが流通する現在を考える上で、本書はヒントに満ちあふれている。 なお、蛇足ながら、本書は、事例を検討するにあたり、学説・臨床史を概観するスタイルを取っているから、精神病理の歴史を押さえるうえでも便利な一冊。 p.158掲載、現代における祝祭論(見取り図) http://lockerz.com/s/275563820
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精神病理の臨床例から現代が抱える時間感覚の問題点を探る。精神病理もむかしのヒステリー、境界例から、リストカット、フラッシュバック、PTSDと変遷があるがその意味合いがことなると著者は主張する。前者は自分が属する共同体や周囲の他者への信頼感(ハイマート:故郷のようなきのおけないもの...
精神病理の臨床例から現代が抱える時間感覚の問題点を探る。精神病理もむかしのヒステリー、境界例から、リストカット、フラッシュバック、PTSDと変遷があるがその意味合いがことなると著者は主張する。前者は自分が属する共同体や周囲の他者への信頼感(ハイマート:故郷のようなきのおけないものであり、私だけの個別性といったもの。普段の生活になりながらひっそりと隠されているもの)を前提とするが、後者にはそれらがないと。そして、そのハイマートを失っていることに現代の危機があると説く。そのキーワードは経験する主体性=身体にあるとする。
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