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海鳥の眠るホテル 『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2012/09/07 |
JAN | 9784800201867 |
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海鳥の眠るホテル
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海鳥の眠るホテル
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商品レビュー
3.1
9件のお客様レビュー
ひっそりと佇む廃墟ホテルをメインに繰り広げられる、少し恐ろしくて静かな物語。カメラマン志望の女性、若年性認知症を発症した妻とその夫、廃墟ホテルに棲む謎の男、それぞれの人物の物語が徐々に繋がりながら、やがて明らかになる秘密。寂しくて悲しくて、だけどどこかしら穏やかな雰囲気も残るホラ...
ひっそりと佇む廃墟ホテルをメインに繰り広げられる、少し恐ろしくて静かな物語。カメラマン志望の女性、若年性認知症を発症した妻とその夫、廃墟ホテルに棲む謎の男、それぞれの人物の物語が徐々に繋がりながら、やがて明らかになる秘密。寂しくて悲しくて、だけどどこかしら穏やかな雰囲気も残るホラーミステリです。 廃墟となったホテルに隠された秘密や、謎の男の断片的な記憶。意味ありげな伏線は数々ありましたが。そうかあ、こう繋がってくるかあ。個人的には、アルツハイマー認知症にかかった彼女の物語がなんともいえずつらかったです。これは誰にでも起こりうるのかもしれない病だけれど、なによりも残酷な病なのかもしれません。しかしそれを受け入れようとする夫の姿がまた切ないなあ。
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山奥の廃ホテルに寝泊まりし、迷い込んでくる若者に怯える男。美術学校でヌードモデルをしている女。認知症を発症した妻を世話する男性。それぞれの人生には実は接点があり、明らかになっていく。 ていうか、あらすじ書きにくいわ。ミステリなんですかねこれ。ホラーと言うか、純文学というジャンル...
山奥の廃ホテルに寝泊まりし、迷い込んでくる若者に怯える男。美術学校でヌードモデルをしている女。認知症を発症した妻を世話する男性。それぞれの人生には実は接点があり、明らかになっていく。 ていうか、あらすじ書きにくいわ。ミステリなんですかねこれ。ホラーと言うか、純文学というジャンルで読み始めたほうが良いし、読み終わってからもその印象は変わっていない。あとがきには「見事なサスペンス」と書かれているのも、首をかしげる。 とまあ、純文学として読んだとして、結構早々に嫌な予感がするのは、視点をあっちこっちに移動すること。その上、その視点が飛んでいく先が、リアルな時間軸に乗っているものではないわけで、「ぼんやりした作品だった」というレビューが多くなるのも頷ける。 なんとなく途中で、作者はひた隠しにしているが、こういうストーリーになるんだろうな、というとおりにストーリーは進んでいくため、それなりに読みやすい。 が、面白いと言われたらどうかな?岡崎京子の「エンドオブワールド」の出来損ないという感じの話であり、典型的な☆2の作品であろう。 宝島社もちょっとハズレ多いな。
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3人の登場人物の別々のお話が徐々に収斂していき最後には…。読み始めてすぐ、このミス大賞を受賞した「完全なる首長竜の日」と同じ臭いがして嫌な予感を覚えたのですが、アレよりはマシな出来ではありました。ただ、救いようのない結末には脱力です。
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