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経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/08/18 |
JAN | 9784062881715 |
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経済学の犯罪
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経済学の犯罪
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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
大学生のときに経済学の講義を取らなかった(今でも後悔している)が、学生の時に本書を読んでいれば経済学の講義を受講していたと思う。 受講していないので大学の経済学で何を学ぶかわからないが、おそらくStiglitzの経済学の教科書を片手に数学的な手法によって経済を分析する手法を学ぶ...
大学生のときに経済学の講義を取らなかった(今でも後悔している)が、学生の時に本書を読んでいれば経済学の講義を受講していたと思う。 受講していないので大学の経済学で何を学ぶかわからないが、おそらくStiglitzの経済学の教科書を片手に数学的な手法によって経済を分析する手法を学ぶのではないだろうか。 もっと進んで、市場を詳しく分析するために確率微分方程式を学び(伊藤のレンマ!)、市場をモデル化するのだろうか。 翻って、このような経済学は、希少性のある財をいかに効率よく分配するか、という基礎をおいている。 即ち、人は効率良くかつ合理的に動くことを仮定しているし、公開されている情報はすべての人に対して対象であるし、企業は最適な戦略をとることを仮定している。 そもそもこんな人間がいるのかという疑問はさておき、そもそも価値基準はすべての人にとって同じであろうか? お金儲けを第一と考える人もいるだろう。いやいや、働かず気ままな生活を望む人もいるだろう。環境を第一に考える人もいるだろう。 これらの考えを、無味乾燥な数式に置き換えることは可能であろうか。 経済学を勉強するのはもちろん良いのであるが、そもそも経済学の基礎をなす仮定をおろそかにしてはいけない。 本書は経済学にかかわるいろいろな論点が議論されている。 このような論点があるのか、ということを知るためにも良いと思う。
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いろいろと考え、感じていたことが、昔から経済学でちゃんと扱われてきたことが分かった。そして、私は左派なのだと理解した。 二重の経済という考えがとてもしっくりきた。
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グローバリゼーションが進むと国家の垣根が小さくなって…なんてのは戯言で、資本は激しく動くけど労働はそうでもなくて、そういう下、不安定な雇用などを安定させることこそ国家の役目。グローバリゼーションで勝っている国というのは、皆国家が強い。 そうかあ。 僕は経済学には理解も興味がな...
グローバリゼーションが進むと国家の垣根が小さくなって…なんてのは戯言で、資本は激しく動くけど労働はそうでもなくて、そういう下、不安定な雇用などを安定させることこそ国家の役目。グローバリゼーションで勝っている国というのは、皆国家が強い。 そうかあ。 僕は経済学には理解も興味がないが、脱成長というキーワードから読んでみた。今日は、とある仕事で「夢のマイホーム」という名の死屍累々な場所に行ってきた。需要もあって供給もされて、誰も損をしていないように見える事業、だけれどそこにあるのは風景も歴史も隣近所にも全く無理解、無関心、無責任な家々。こういうものを連発してきて、これからも作り続けることで景気浮揚を、なんてことの片棒はもう担ぎたくないなあ、と強く思った。 今日ご一緒した人たちは、市場の中で価値を認められないであろう。けれど豊かな場をつくることが出来る。豊かというのはもちろん過剰供給される市場流通品ではない。市場では社会的な価値は選べない、と本書も伝える。そして「善い社会」についてのいかなる「ナショナル・イメージ」も生み出せないなら、その国は文明の闇に沈んでも仕方ないのだ、とも。善い社会のパーソナルイメージは出来ている。どうナショナルにすればいいのか。こればっかりは、言葉ではなく、やってみせて、広げていくしかない。がんばろ。
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