商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2012/08/08 |
JAN | 9784093798341 |
- 書籍
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復興の書店
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商品レビュー
4.1
37件のお客様レビュー
本屋さんの存在意義を改めて知る事が出来た。 近所には個人店の本屋さんは無くなってしまった。 子供の頃に本屋さんへ入った時のワクワク感は覚えているのに。 この本は震災で被害を受けた本屋さんの復興の話しだけれどもそれだけではなくて本屋さんは何故必要なのかを教えてくれた。 ネットで購入...
本屋さんの存在意義を改めて知る事が出来た。 近所には個人店の本屋さんは無くなってしまった。 子供の頃に本屋さんへ入った時のワクワク感は覚えているのに。 この本は震災で被害を受けた本屋さんの復興の話しだけれどもそれだけではなくて本屋さんは何故必要なのかを教えてくれた。 ネットで購入するのは便利だけれども、これからは個人店の本屋さんをなるべく利用しようと思う。
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東日本大震災で、現地の本屋はどうなったか。 災害があったとき、「本」なんて後回しでいい!と考える人も多いかもしれない。だけどこの記録を読むと、本がいかに人々の生活に根付いているものなのかがよくわかる。本は被災地での生活に希望や笑いを取り戻す役割の一端を担ったと思う。自らの家も被災...
東日本大震災で、現地の本屋はどうなったか。 災害があったとき、「本」なんて後回しでいい!と考える人も多いかもしれない。だけどこの記録を読むと、本がいかに人々の生活に根付いているものなのかがよくわかる。本は被災地での生活に希望や笑いを取り戻す役割の一端を担ったと思う。自らの家も被災して大変な中、書店の復興に奮闘した方達を心から尊敬します。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「新しい雑誌なんてね、なんにも入っていないんだよ」口元を緩めてそう語る大内さんの表情には、書店という仕事への愛情がにじみ出ていた。 「それでもね、店が開いていること自体をとても感謝されてね。そのことに本当に励まされたんです。やっぱりやらなきゃ、って。もう商売ができないんじゃないかと諦めていたから、もう一度ここで店をできるのかもしれないと思ったら嬉しくてね……。だってコンビニエンスストアだって何の雑誌も本もないんだ。続けることは自分の責任でもあるし、これまでだってそうして本を届けることをやりがいにしてきたんじゃないか、って」(p.78) ちょうど沿岸部を取材してきたという朝日新聞に記者が店の様子を取材し、<やっと読めたワンピース><一冊100人立ち読み>という記事が3月26日の夕刊に掲載された。 「店を開いて良かったと思ったのは、マンガを読んだ子供たちが安心して笑ってくれたことでした。子供たちが笑うと、心配していた親たちもやっと安心した表情になるのが私には嬉しかったんです。なかにはヤフーに転載されたニュースを見て、一時間半かけて来られたお母さんもいました。余震におびえている子供の気持ちを落ち着かせたいという一心だった、と。だから『ジャンプ』が求められたのは、連載の続きを読みたいというニーズだけではないんです。ショックを受けて震えていた彼らが、マンガを読むうちに少しずつ子供らしい子供に戻っていく様子は、一冊の本の持つ力を新手馬手実感させるものだったと思います。(塩釜書店、塩川祐一、p.111) 「それに本屋というのは神社の大木みたいなものでね。伐られてしまって初めて、そこにどれだけ大事なものがあったかが分かる。いつも当たり前のようにあって、みんなが見ていて、遊んだ思い出がある場所。震災が浮かび上がらせたのは、本屋とは何となくあるようでいて、そんなふうに街の何かを支えている存在なのだということなのではないか。僕はそんなふうに思うんです。(丸善アエル店元店長、五十嵐裕二、pp.127-128)
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