商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2012/07/25 |
JAN | 9784750512129 |
- 書籍
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災害と妖怪
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災害と妖怪
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
柳田国男の遠野物語とリンクしつつ、災害と妖怪の繋がりを紹介していて面白かった。不思議な存在である「人」が、何か印象に残った。
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日本を襲う震災の数々。 柳田国男の「遠野物語」を辿り、妖怪を通しての災害伝承を読み取ってゆく。 数十年、数百年に一度襲ってくる大地震や大津波、数年おきに必ずおとずれる大雨や氾濫、飢饉。 それら震災への怖れ、死者への弔い、被災体験の記憶のために、多くの怪異伝説が生み出されてきた。...
日本を襲う震災の数々。 柳田国男の「遠野物語」を辿り、妖怪を通しての災害伝承を読み取ってゆく。 数十年、数百年に一度襲ってくる大地震や大津波、数年おきに必ずおとずれる大雨や氾濫、飢饉。 それら震災への怖れ、死者への弔い、被災体験の記憶のために、多くの怪異伝説が生み出されてきた。 今ではユーモラスだが、死者と結び付けられた存在であった河童。 山の怪異であった天狗。 洪水によりもたらせる死と、しかし水が運んできた新たな木材は土の入れ替えという再生でもあった。 地震を起こすといわれる鯰、神の使いとされた狼。 神に捧げものをするという習慣について。人間や動物を捧げる場合、そうだと分かるように体に傷をつけた。それが徐々に神に近い物、神の声を聞くものの目印とされたなど。 柳田国男の一節に「およそこの世に、『人』ほど不思議なものはない」というものがある。 人は苦難や不思議を人に伝えようとして妖怪伝説になったのか、それなら妖怪伝承をひも解いてゆくと未来への手掛かりが見つかるのではないか…ということで結ばれている。
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100年に一度の災害では覚えている人などいないはず 災害を封じ込めるための動物たち 河童/天狗/鯰/狼
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