商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/07/21 |
JAN | 9784163754703 |
- 書籍
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探検家、36歳の憂鬱
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探検家、36歳の憂鬱
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商品レビュー
3.7
28件のお客様レビュー
痛いところを突かれた。と思った。私の行動の目的のほとんどはこれかもしれない。『「身体性の損失」病治療』。 旅行に行きたいのも留学したいのも外面の良い理由を並べてたけど本当は全部これで、私は不自然で不健康な現代人だなと思い知らされた。 身体性の損失とは何か? 自分なりの理解メモ ...
痛いところを突かれた。と思った。私の行動の目的のほとんどはこれかもしれない。『「身体性の損失」病治療』。 旅行に行きたいのも留学したいのも外面の良い理由を並べてたけど本当は全部これで、私は不自然で不健康な現代人だなと思い知らされた。 身体性の損失とは何か? 自分なりの理解メモ 「いい若い男が私の世代なら恥ずかしくて言えなかったような優しいセリフを口にしたりするようになったが、ネット上ではみんな匿名で他人の悪口を言ったりもしている。」 →本当によく考えたら自然な身体に蓋してるだけだな、、現代人の柔らかさって真実じゃないよね。だからこそ、失った身体性・生感覚を取り戻すべく現代人は富士山に登るってことらしい。逆にそうやってわざわざ自然に触れたいとか思わない方が生物として自然で健康的なのかな。 ※ってか、北極点って海だったの知りませんでした。
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文体から同じ早稲田の探検部出身でも高野さんと比べると大分固い人なのかなという、これまでの自分の勝手なイメージを崩すようなエッセイ集。 剱岳の標高を3,000mにしようとしたくだりは声出して笑った。
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若干ネガティブなタイトルではあるが、本書で触れられているような探検家の究極の目的とか、探検家であることとノンフィクション作家であることの両立の難しさといったことを突き詰めて考えていて、著者は「思索する探検家」だとつくづく思った。本書は彼にとってはエッセイのようなものらしいが、エッ...
若干ネガティブなタイトルではあるが、本書で触れられているような探検家の究極の目的とか、探検家であることとノンフィクション作家であることの両立の難しさといったことを突き詰めて考えていて、著者は「思索する探検家」だとつくづく思った。本書は彼にとってはエッセイのようなものらしいが、エッセイストとしても一流であることを示していると思う。 最近、高野秀行も好きで読んでいるが、著者が早稲田の探検部で高野秀行の後輩だということも本書で知った。直接のつながりはないようだが、早大探検部の懐の深さを知ったような気がした。
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