- 新品
- 書籍
- 新書
化石の分子生物学 生命進化の謎を解く 講談社現代新書
946円
獲得ポイント8P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/07/19 |
JAN | 9784062881661 |
- 書籍
- 新書
化石の分子生物学
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
化石の分子生物学
¥946
在庫なし
商品レビュー
4
44件のお客様レビュー
化石に残るかすかな、しかしきわめて重要な、手がかりをめぐる分子生物学者たちの成功と失敗が紹介されています。 約20万年前に誕生したホモ・サピエンスと比べて、たとえば何千万年前の恐竜の化石から何かを知ろうとすることは相当に大変なことであることを知ることができます。では、なぞそのよ...
化石に残るかすかな、しかしきわめて重要な、手がかりをめぐる分子生物学者たちの成功と失敗が紹介されています。 約20万年前に誕生したホモ・サピエンスと比べて、たとえば何千万年前の恐竜の化石から何かを知ろうとすることは相当に大変なことであることを知ることができます。では、なぞそのように大変な作業をつづけることができるのでしょうか。著者は、結論部において以下のように述べます。 「現在という磨りガラスを通さずに、直接過去を見ることができる快感は何物にもかえがたい。何かの役に立つからではない。いや、何かの役に立つかもしれないが、それが目的ではない。過去を知るということは、それ自体が知的好奇心を刺激する営みなのだ。」 「過去を知るということ」がもたらすのは「直接過去を見ることができる快感」。この快楽原則が分子生物学の探究を支えている、というのは乱暴すぎる議論でしょうか。 個人的には、現生人類が存在していなかった過去を化石を介して知ることの意義は、カンタン・メイヤスーが『有限性の後で」で述べている、化石を介して知るということの問題(いわゆる祖先以前性の問題)としても捉えられると考えています。つまり、科学と哲学を表裏一体の関係として考えることで、化石論は広がりと深まりをもつように思えるのです。
Posted by
(2012/10/17) タイトルは堅いんだけど、中身は柔らかく、面白い! ジュラシックパークの世界! 過去の化石からDNAを取り出すためにどんな手順を取っているか、 またそれがいかに難しいかがよくわかる。 とれたDNAが本当にその当時のその生物のものなのか、それともあとから付着...
(2012/10/17) タイトルは堅いんだけど、中身は柔らかく、面白い! ジュラシックパークの世界! 過去の化石からDNAを取り出すためにどんな手順を取っているか、 またそれがいかに難しいかがよくわかる。 とれたDNAが本当にその当時のその生物のものなのか、それともあとから付着したものなのかを 判断するためには並大抵ではなく地道な作業の繰り返しがあるようだ。 きちんと作業して取り出したDNAからいろいろなことがわかる、というのはすごい。 推理小説並み。 女性特有の遺伝子だけが引き継がれるため、現代の人類の祖先は「ミトコンドリア・イブ」と呼ばれるたった一人の女性に行きつくとか、 日本人を「縄文人顔」「弥生人顔」などというが、DNAで追いかけると実は、、、とか。 ・・・私はミトコンドリアは男の遺伝子で、天皇制が男系なのはこのミトコンドリアを維持するためだと思い込んでた。 逆じゃん。というかDNA的にはもはや天皇制の根拠がないってことだ。血筋だけならば男だろうが女だろうがいいわけで。 天皇の声を遠ざける宮内庁を廃して、国民に身近な天皇家を守ればいいのではなかろうか。。話がそれた。 以下にこの本が面白いか、この目次の「問いかけ」からしてそそるでしょう。 第1章 ネアンデルタール人は現生人類と交配したか 第2章 ルイ十七世は生きていた? 第3章 剥製やミイラのDNAを探る 第4章 縄文人の起源 第5章 ジュラシック・パークの夢 第6章 分子の進化 第7章 カンブリア紀の爆発 第8章 化石タンパク質への挑戦 福岡伸一さんが世に出た「無生物と生物の間に」同様、 我々がなかなか知りえない世界をわかりやすく、面白く伝えてくれている新書だと思う。 なのにこのタイトルはないわなー。福岡さんのタイトルも微妙だけど、少なくともわくわくさせるタイトルではある。 が、「化石の分子生物学」、、、「学」ではねぇ。 それこそ第一章の「ネアンデルタール人は現生人類と交配したか」をタイトルにしてもよかったんではないかな。 「ミトコンドリア・イブ」でもいいかも。 このままだと多くの人の手に取ってもらえない。 私もdigで紹介されなかったら読まなかったと思う。だからせめて私のブログ読者の間だけでも何とか広めたいと思います。 これは面白いです!ぜひ!
Posted by
生物が作るアミノ酸はL体 死ぬと徐々にラセミ化しD体が増えていく これを見ると年代推定が狩野 一番早くラセミ化するのがアスパラギン酸、アラニン、ロイシンと遅くなる 同一生物で逆転する事はない
Posted by